このような中、会員の皆様方からお預かりしている約50億円の償還期限が5月末に到来するのみならず、金融機関等からの借入金約25億円の合計約75億円の固定負債を抱える一方、弊社の資産は大幅に価値の下落したゴルフ場のみであることから、実態は債務超過の厳しい状態が続いております。
このまま、預託金の償還を開始しますと、弊社は財政的に破綻をきたし、会員の皆様にも多大なご迷惑と混乱を招くこととなるため抜本的な対応策を打たざるを得ない状況です。
そこで、預託金の償還への対応策については以下の基本方針で臨みたいと考えております。
1 会員の皆様から愛されている大多喜カントリークラブを存続させ、充実したクラブライフを引き続き
提供できること、
2 預託金の償還にあたって、会員の皆様に不公平を生じさせないこと、
3 法的整理により混乱が生じ当カントリークラブの運営に支障をきたし、会員の皆様に更なるご迷惑
をかけるような事態を生じさせないこと、
この方針に基づき、筆頭株主である日土地と今後の対応につき協議したところ、下記の結論に至ることになりました。
@ 大多喜カントリークラブが会員の皆様の憩いの場であり、親しい会員同士の親睦の場として、
新設会社に移行し存続させること、
A 日土地の傘下にある「レイクウッド・ゴルフクラブ」を運営する(株)レイクウッドコーポレーション殿
(以下「レイクウッド」といいます)に、大多署カントリークラブ(新設会社)買収についての要請を
おこなったとニろ、好意的なご回答を頂いたことから、レイクウッドをスポンサーとして大多喜カント
リークラプの事業を存続させること、
B 買収によりレイクウッドから受領する資金並びに手元現預金により、会員の皆様に預託金の一部
を償還すること、
C 日土地には、債務保鉦している弊社の金融機関借入れ約21億円の全額について代位弁済して
頂くと共に、会員の皆様ヘの弁済額を高めるために、その求償還債権についても一部譲歩して
頂くこと、
D 弊牡が会員の皆様に預託金の一部を償還するにあたり、弊社は特別清算手続開始の申立てを
行い、同手続の中で一部を償還し、残額を免除して頂くこと、
E 会員の皆様には、今回償還される弁済金の範囲内で、すなわち入会金やその他の新たな
追加負担をお願いすることなく、引き続き新カントリークラブの会員としてプレーが出来ること、
概略は以上の通りでございますが、詳細につきましては、付属資料を添付させて頂いておりますので、ご高覧の程よろしくお願い申し上げます。
なお、本件につきましては、過日理事会にもご報告し、現在の状況ではやむ得を得ないものとご了解を頂いております。今回、会員の皆様に預託金を全額償還できないことは誠に遺憾であり断腸の思いではありますが、以上の諸点をご監察頂き、何卒、ご理解を賜りますよう宜し<お願い申し上げます。
※ 会員への弁済率は、預託金額面の28%となる見込みで、弁済原資が増加した場合は弁済率が
上回る可能性もあります。
※ 新設会社・(株)レイクウッド大多喜に再預託する金額は40万円(10年据置)となり、弁済額
(28%)以内となっており、新たな追加負担をすることなく会員の地位を継続できます。
今後のスケジュールの概要(予定)について
平成23年4月7日 臨時株主総会による会社分割決議
5月上旬 新設会社の設立並びに会社分割の登記の効力発生後、株式譲渡を実行
5月下旬 臨時株主総会による解散決議、その後特別精算の申立て
↓↓↓ 平成23年7月11日追加
平成23年6月20日特別精算を申請、同月30日特別精算開始決定を受ける
9月以降 協定案並びに議決権行使書面の送付
債権者集会の開催・協定の決議
協定の決定
認可決定の確定(協定の効力発生)
弁済並びに新設会社との会員契約締結手続
その他、添付書類として
・弁済金について
・レイクウッドによる買収効果について
・新設会社との会員契約について
・税務上の取り扱いについて
・スケジュールの概要(予定)について
・名義変更停止の措置について
・お問い合せ先について
↓↓↓ 平成30年11月7日追加
平成30年11月6日、PGMグループがレイクウッド大多喜CCの取得を表明
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