『 城山カントリー倶楽部(栃木県、TEL:0284-62-3131)の経営会社で東武鉄道(株)の連結子会社・城山カン卜リー(株)が東京地裁ヘ民事再生法を申請した 』と報じたが、このほど、シャトレーゼ(株)をスボンサーとする再生計画案をまとめ、会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
シャトレーゼ(株)(齊藤誠社長、甲府市)は、和洋菓子製造販売の会社だがグループで7ヶ所のゴルフ場を保有しており、今年1月28日に基本合意書を締結し、2月12日に同地裁ヘ計画案を提出していたという。
計画案の骨子は、再生計画認可確定後に、同社の関連会社であるシーアール・エス(株)(林昭臣代表)から3億5000万円の貸付及び1000万円の出資を受け、この原資を元に10%の弁済を再生債権者に行うというもの。
城山カントリー(株)の株式の全てを無償で取得し、シーアール・エスの100%子会杜となる予定だが、支援後も社名・倶楽部名・会員制での運営に変更はない模様。
会員についての弁済条件等は、
@ 退会会員は、預託金を90%カット後の10%を7月末日に一括弁済(未納年会費は相殺)、
A 継続会員は、90%カット後の預託金額が20万円を超える部分は7月末日一括弁済
(年会費を納付が条件で、超えない場合は弁済なし)、
B 継続会員の新証券(額面20万円ないし90%カット後の金額=平成31年3月末日据置)を交付、
額面240万円の会員は10%が24万円で、20万円を超える部分の4万円を金銭で弁済を受け20
万円が新預託金に、額面170万円の場合は10%が17万円で、弁済はなく17万円が新預託金に。
その他、
@ 平日会員は正会員に移行(別途手続き要)、
A ゴールドメンバー制度(10年以上在籍・65歳以上の会員で譲渡後も会員料金)の継続、
B シャトレーゼ・グループゴルフ場との相互利用、
グループゴルフ場は、都留CC(山梨)の他、北海道3ヶ所、長野2ヶ所、静岡1ヶ所となっている。尚、同計画案の決議を問う債権者集会は、4月8日(3月31日期限の書面投票と併用)に開催される予定。
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