東武鉄道(株)(根津嘉澄社長、東京都墨田区押上1-1-2)は、平成5年に会員制でオープンさせた「会津たかつえカントリークラブ」(18H、福島県南会津郡舘岩村八木ノ沢16、TEL:0241-78-3191)の用地とクラブハウス、ホテル、スキーセンター、従業員宿舎などを平成17年12月1日付けで舘岩村に寄付(無償譲渡)したことが判明した。
同CCは、東武鉄道や舘岩村などが出資する第三セクターで経営していたが、14年に東武鉄道が撤退を表明し、経営は同村や個人等が共同出資した会津高原フレンドリーカントリー倶楽部(株)(芳賀祐助社長)が引き継いだが、土地建物については東武鉄道が買い取り、ゴルフ場は17年11月末まで東武鉄道から賃借していた。
舘岩村は、18年3月20日の町村合併(南会津郡田島町・舘岩村・伊南村・南郷村⇒南会津町)以降もゴルフ場運営を続けたいと東武鉄道に要望していたこともあり、「これまでの関係や、当社の資産管理効率向上の目的などから、寄付を決めた」と同鉄道は話している。
ちなみに、帳簿価額は土地約7億1100万円、建物約6億7100万円。地元の自治体にゴルフ場土地・建物を寄付したのは、マオイGリゾート(北海道)、白河GC(福島)に次いで3件目となる。
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