財団法人社会経済生産性本部(理事長 谷口恒明)余暇創研は、『レジャー白書2008〜「選択投資型余暇」の時代〜』をとりまとめた。同白書は、全国15歳以上3,000人対象の余暇活動実態調査結果等をもとに、わが国における余暇の実態を需供双方の視点から総合的・時系列的にとりまとめている唯一のもので、昭和52年の創刊以来通算32号目になる。
スポーツ部門(前年比+0.5%)は、ゴルフ場・ゴルフ練習場が好調。メタボ対策として健康スポーツが注目された。ゴルフ人口は減少を続けているがプレー回数、費用が大幅上昇し、ゴルフ場売上高も一転して増加した結果となっている。
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財団法人社会経済生産性本部 URL=http://www.jpc-net.jp
レジャー白書2008の概要 http://bookstore.jpc-net.jp/detail/yoka/goods003289/attached.pdf
平成19年の全国ゴルフ人口(1回以上プレー)は830万人(前年比60万人、6・7%減)と2年連続の減少となるとともに、調査開始(昭和59年)以降最少の人口となったことが判明した。
・ゴルフ練習場の人口は、810万人(8・0%減)で3年連減となり最少人口に、
・ゴルフコースでのプレー参加率は、7・5%(前年8・1%)と減少、
・参加希望率は、12・2%(前年12・4%)と減少、
※参加希望率とは、15歳以上でゴルフ場で今後もプレーする又はプレーしたいという率
・年間プレー回数は、15・0回(前年比4・2回)で大幅増、
・年間支出(年プレー費用)は、18万2,900円(前年比6万300円)で増、
・1日当たりの費用(プレー代、用具代等含む)は、1万2,190円(前年比940円)で増、
参加率は下がったがプレー回数・費用が増えたのは、ゴルフに限らない傾向で”好きな種目にはいっそう盛んに参加する”「選択投資化」の傾向がはっきり認められたと報告。
一方、市場規模の推測では、ゴルフ場は15年振りに1兆1450億円(前年比380億円、3・4%増)となり、天候に恵まれた19年の利用者動向が反映された格好だ。
→平成19年・男女別、年代別参加率(8月19日追加)
→平成20年の動向 平成20年・男女別、年代別参加率
→平成18年の動向 平成18年・男女別、年代別参加率
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