本紙既報の、「レジャー白書2009」によると、平成20年はゴルフ場でのプレー回数、費用が減少しつつも参加率、ゴルフ人口が大幅に回復していたが、世代別では50代以上の高齢者が引き続き参加率が高い一方で、40代や20代で参加率が高まっていることがわかった。
平成20年のコースやゴルフ練習場の全体の参加率は既報通り、コースが8・6%で前年比1・1ポイント(以下Pと略)増、練習場も8・8%で1・3P増となった。
男女別参加率は、男性がコース15・9%で前年比3・3P増、練習場14・6%て3・3Pとなったが、女性はコース1・7%で0・9P減、練習場2・9%で0・5P減となった。
男性の年代別では、コースで参加率トップは60代以上の21・3%で、前年の19年と比ぺると3・6P増となる。次ぎに50代が1・5P増で20・5%、40代が6・8P増で19・4%、30代1・3P増で11・4%、20代2・6P増で7・1%、10代は前年データはないが1・4%となった。
練習場も全ての年代で増加し、特に7・0P増で17・9%の40代、5・7P増で12・0%の20代の伸びが目立った。
女性は、コースで参加率トップは50代の3・7%で、以下、20代2・0%、40代1・4%、60代以上1・2%等となったが、40代で前年と同じ参加率を記録した以外は前年を下回った。
練習場も50代で0・7P増の4・6%を記録した以外は20代5・5%、30代2・4%、40代2・3%、60代以上1・8%でいずれも前年を下回った。
同調査は5万人以上の都市部の男女3000人(有効回答数2415人)ヘのアンケートをもとに推計しており、このサンプル数では、例えば女性のゴルフ人口増などのトレンドを反映するのは難しい模様だが、少なくともゴルフは人気で、若い世代にもこの傾向が反映されていることがわかる。
余暇活載での潜在需要(参加希望率マイナス参加率)ではゴルフ(コース)が男性の10代が10・0%で8位、30代が9・1%で5位に登場している。
なお、地域別(23地域で集計)でのコースの参加率(男女計)をみると、岐阜県が15・8%(前年11・1%)でトップ・2位北海道13・5%(7・2%)、3位兵庫11・9%(7・5%)など8地域(前年は5地域)で10%以上を記録した。練習場は10%以上が15・8%の岐阜県など6地域で、前年より2地域多くなった。
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