平成20年7月28日に大阪地裁に民事再生法の適用を申請した、「井原ゴルフ倶楽部」(18H)の経営会社・第三セクターの(株)井原エンタープライズ(文屋晋之輔代表取締役)の債権者集会が2月20日に開かれ、出席債権者100%、議決権総額80%台の賛成多数で再生計画案が可決し、同日同地裁から認可決定を受けたことが判明した。
計画案の基本方針は自主再建型で、従来通り井原市も株式を保有、第三セクターを維持しつつ再建を図るというもの。
会員(株主会員234名、預託金会員1023名)への弁済条件等は、
・株主会員は、自主再建ということでプレー権の変更はなし
・退会会員は、預託金を85%をカットし、残りの15%を5回分割(5年間)で弁済
・継続会員は、預託金を75%カットし、残り25%が新預託金(10年据置)となる
※ 株主会員と預託金会員が混在するケースでの法的整理の再生条件としては、
・岐阜国際CC→井厚GC同様にプレー権は従来通り
・秦野GC、嬉野CC等→「株主会員の株式はプレー会員権に変更」
・オーク・ヒルズCC、皆川城CC等→「株式の取得代を債務額と認定し、カットした上で弁済」
・会津磐梯CC→「資本金減少で預託金会員とのバランス調整」)
・・・等で対応している。
↓↓↓ 平成28年12月27日追加
井原GCを(株)バンリューゴルフが取得し傘下に収める
自主再建型の再生計画案が可決した第三セクター経営の「井原ゴルフ倶楽部」(18ホール、岡山県井原市野上町438-6、TEL:0866-63-2111)を東証1部上場のエスフーズ(株)の関連会社・(株)バンリューゴルフ(村上真之助代表取締役、兵庫県姫路市楠町99-5)が、12月20日付けで取得し傘下に収めたことが判明した。
井原GC URL=http://www.ibara-gc.com/ (表示方法)
既報通り(株)バンリューゴルフは、グリーンパーク犬山GC(鳥取)、徳山CC(山口)、東ノ宮CC(栃木)武生CC(福井)、新山口CC(山口)、フォレスト市川CC(兵庫)の6コースをグループ傘下とし、井原GCで7コース目となる。
同GCの経営会社・(株)井原エンタープライズ(文屋晋之輔代表取締役)の発行済み株式の85%以上を同日付けで取得したという。会員(株主・預託金会員)の権利・義務に変更はなく継承され、ゴルフ場名に関しても変更はなく従来通りの運営となるようだ。。
ちなみに、井原GCの再生計画可決後の経営状況は余り良くなく、昨年度に4522万円の最終赤字を計上(累積赤字は約19億円)していたため、経営譲渡先を探していたという。
↓↓↓ 平成29年12月8日追加
平成29年11月17日、アイランドゴルフガーデン上石津(岐阜)を(株)バンリューゴルフが取得
↓↓↓ 平成29年12月19日追加
平成29年11月17日、アイランドゴルフガーデン美和(山口)を(株)バンリューゴルフが取得
↓↓↓ 平成30年4月2日追加
バンリューゴルフグループゴルフ場 URL=http://banryugolf.com/
↓↓↓ 平成30年8月26日追加
井原GC 新URL=http://banryugolf.com/ibara/
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