東武鉄道グループで会員制のユニ東武ゴルフクラブ(27H、北海道夕張郡由仁町山形132、経営=東武ランドシステム(株)、TEL0123-83-3400)は、今年の冬季クローズ期間中に会員に預託金全額を返還する手続きを行い、ほとんどの会員が退会し6月1日からセミパブリック制の営業を開始する。
また、乗用カートを導入するなど運営スタイルを一新することもあり、同日に「リニューアルオープン」するとしている。
同GCは平成5年にオープン。会員募集は平成2年から特別縁故1500万円(預託金1400万円)、縁故1800万円(1500万円)で行い、約400名の会員を集めた。
その後会員権の分割を行い、会員数は500名以上になっていた。これら会員に対して預託金を返還したものだが、まだ若干名の会員が在籍していることから、セミパブリックでの営業となったもの。
同グループの経営するゴルフ場は現在9コースで、その内の星の宮CC(18H、栃木県)は、平成4年にP制からM制に移行し、9年には再びP制になった。
さらに既報通り、会員制でオープンした宮の森CC(18H、栃木県)は、預託金を返還し今年4月からP制になった。
グループ外となっているが、会津高原たかつえCC(18H、福島県)も14年に預託金を返還し、その後の17年にゴルフ場施設を村に寄付している。従って、クラブ解散は同グループとして4コース目となる。
ちなみに、リニューアルオープンの内容は、カートナビ(テクノクラフト製)を装着した5人乗りカート(ヤマハ製)を50台導入し、原則フェアウェイ走行も可能にした。
また、クレジットカード対応の自動精算機やスタート状況が分かる大型モニターも導入。さらにスタート予約が可能になるように、ホームページのリニューアルにも着手している。
この他に、通常のビジター料金から1800円割引きとなる年間会員制の「わいわいクラブ」(初年度の年会費=平日8400円、全日2万5200円)も発足させる。
なお、ゴルフ場の運営は今年から東武緑地(株)となり、支配人には榊原大輔氏が就任している。
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