東武グループの宮の森カントリー倶楽部(18H、栃木県下都賀郡壬生町上田上原563-1、TEL0282-86-6880)は倶楽部を解散し、4月1日からパブリック営業となる。
同CCは平成3年9月に法人会員制でオープン。会員募集は平成2年からオープン時にかけて5000万円(預託金4300万円=5年据置)で行い、約600名が入会した。その後、相次ぐ預託金の償還請求に応じ、会員数(全て正会員)は半分以下の200名余まで減少している。
同CCの経営会社で東武グループの東武不動産(株)は、これら会員に昨年12月、倶楽部を解散してパブリックになる旨を伝え、預託金を返還すると案内して返還手続きを開始。同社は100億円近くの預託金を返還することになる。
親会社の東武鉄道では、倶楽部解散について「会員数が少なくなり、ビジターに依存した運営にならざるを得なくなっていた。そこで、実態に合わせてパブリック制に移行することにした」と説明している。
また、今回を機に東武不動産はゴルフ場事業を、東武グループで桐生CC(18H、群馬県)等3コースを経営する東武興業(株)に譲渡するという。これにより、東武興業は計6コース(東武グループとしては計9コース)を保有することになる。
さらに、これまで宮の森CC等3コースは(株)東武スポーツが運営してきたが、4月からは新会社の東武ゴルフサービス(株)が同3コースを運営することになるという。
なお、4月からのプレー料金はセルフの場合、平日1万2000円、土日祝日2万円と従来より値下げした料金設定にする。
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