★ 映画・アニメーション データファイル主催のムービーアワード、2023後期グランプリ&各賞が2023年12月15日迄の集計により、12月28日発表となりました。
今回は「歴代ミュージカル映画(ファンタジー&ホラー etc)」「ジュディ・ガーランド生誕100周年記念」をテーマに選出。詳しくは本賞頁をご覧下さい。 |
2024年1月1日(月)。あけましておめでとうございます。今年も当サイトでは毎年恒例 ⇒ 『年越しクリスマス』の時期がやって来ましたが、一昨年~昨年から仕様が大分変わりまして『映画・アニメーション
ウェブアワード』と連動し、昨年発表したアワード受賞作の解説、話題を絡めての記事内容と成っています(詳しくは2023歳末の記事に目を通して頂けると、何回も説明する手間が省けるので助かります)。 https://www.mmjp.or.jp/gigas/tokyo-real/2023AWARDS-MUSICAL 基本は従来の『年越しクリスマス』=(ブログ時代の中期から続けて来た)西洋式にクリスマスの延長線で新年(正月)をも祝う、和洋折衷で粋な催しのままなので・・・只、当サイトは紛れもなく “映画サイト” としての針路が主なので、昨年夏には長年続けて来たブログ頁(一旦の)終了に伴い、其の主要な要素の趣旨を+して強めた・・・と、皆様にはソウ考えて貰いたく。 先ずは今年の2024版年賀状を3枚作ってありますので、取り急ぎ記事冒頭で貼っておきます。↓
https://www.z-z.jp/imgur.cgi?i=xMJXTb4.jpg https://www.z-z.jp/imgur.cgi?i=CMxGfSS.jpg 記事本文は1月1日AM:00:00から順次進めて行きますので、ドウゾ(今年も)宜しくお願い致します。 ☆ ≪2024.1.1 (月)≫ ↑ 動画の上段は(本サイトでは毎年お馴染み?)オーストラリアの新年カウントダウン・イベントの様子で『シドニー・ニューイヤーズ・イブ・ファイヤー・ワークス (Sydney New Year's Eve Fireworks)』又は『シドニー・ニューイヤーズ・イブ (Sydney New Year's Eve)』と呼ばれています。 何故?此のオーストラリア・シドニーの動画が新年になると出回るのか???というと、ハーバーブリッジ&オペラハウスからの仕掛け花火が派手で有名というだけでなく、豪は南太平洋に位置しており(経度の関係から)此処は最も早く朝を迎える地帯であり、大都市という事では首都キャンベラと並んで一番大きな&一番早い年越しイベントとされている為。 ・・・只、此れは日本国内の(世間的には)あまり知られていない様なのだが、此のシドニーの花火大会では先住民=アボリジニに対しての敬意を現す意味合いから、カウントダウン前のPM9:00からも花火が打ち上げられていて、考え様によっては此のタイミングの花火が世界一早くの(逆に考えると世界一遅い)国公式の打ち上げ花火と云えるのかも知れん。 ☆ 下段の動画は元々LIVEで公開されていて、私めも年越し迄の4時間位は『ボーーーッ』と(?)では無く(苦笑)、他に仕事の作業をしながら生で見ていた。 動画の製作は『Times Square NYC』となっているので、要するにNY州が公式に作っている動画という訳だが・・・(最終的な総時間を見たら驚いたのだが)何と約6時間18分の長尺と成っており、中身もゲストに突然ポール・アンカ (Paul Anka) がステージに上がって来たりと、豪華に色々盛り沢山だった事もあって『今年のNY・タイムズスクエア (Times Square) も年末~新年と大変な騒ぎだナ』~と毎度の事ながら半ば呆然(ぼうぜん)としてしまった次第で(^^;)。・・・それにしても、約6時間18分もあの調子で騒いでいたのであろうから、寒い中(NY深夜の気温は1~2℃だったらしい)先ずお疲れ様(?)と言いたい気持ちもあるが。 実は本動画に関しては現在殆ど観られていないという事もあり、今コメントするのも何なので、明日当動画を出来るだけ観て、其の後で此処に書こうと思っています。(明日2日(火)に又書きに来ます) ☆ ≪2024.1.2 (火)≫ 番組の司会では無く、見物人のレポーターを任されていた黒タキシードの男性の方は、突然「アナ雪」(2013) の主題歌=『Let It Go ♪』を唄い出したりと、『随分エキセントリックなコメディアンだナァ』~と思い、クレジットで「マイク・アボット (Mike Abbott)」と表記されていたので調べてみたら、何と(コメディアンではなくて)映画&ドラマに出演しているシリアスな俳優であったのだ。しかし、映画俳優というのであれば知らん名だなぁ(往年の俳優では同姓同名で一人知っているが)・・・~と更に調べてみたら、知らないのも無理は無い。俳優業では別名を使っておって「マイケル・アボット・Jr (Michael Abbott Jr.)」という名でクレジットされていた。 映画では「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」(2019) で主演、「ダーク・アンド・ウィケッド」(2020) での準主役を経て、昨年2023年には急に飛躍して(?) マーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ主演の実録犯罪超大作=「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」にも出演しておるので、(日本ではまだまだ知名度が低い様だが)ハリウッドでは “大分売れて来ている男” の様。 俳優としては「ジュニア」と(拘って)付けているので、もしかしたら「ロイヤル・ウォリアーズ/第7作戦」(1987) や「ドラッグ・ストライカー/麻薬に賭ける凶弾」(1987)、「特捜指令サンダー・フォックス」(1987)、「地獄のバトルボーダー/戦場に舞い降りた残虐軍団」(1987)、「アメリカンハンター」(1987)、「皆殺しの挽歌」(1987) ・・・と、主演&準主演作品全てが1987年制作の(昔テレ東の『木洋画劇場』で放映されていた様な(苦笑))B級&超C級アクション映画で、此の年だけ活躍して忽然と映画界から消えた、其の筋では “伝説の俳優”=マイク・アボットの息子さん(?)という事なのか???。もし本当にソウなのなら新年早々、非常~~~に滅茶苦茶・驚きなのだが(確かに目元が少し似ているケド・・・)。 ☆ タイムズスクエア1番地に設置されている『タイムズスクエア・ボール (Times Square Ball)』又は『タイムズスクエア・ボールドロップ (Times Square Ball Drop)』と呼ばれる1.8メートルの此のボールは、番組の冒頭近くで其の歴史を含め詳しく解説されているが、1904年から続いている年越しイベントで毎年12月31日のPM:11時59分に、新年を表すために設置された旗竿を1分かけて23メートル落下させる(・・・で、其の後又上昇し、又下降し定位置の処で止まる)。 タイムズスクエアの通りに設置された特設ステージでは、ミュージシャン、ダンサーらが曲&ダンスを披露し、今年の締めは往年のシンガーソングライター=ポール・アンカが受持ち『My Way ♪』『Imagine ♪』を熱唱の後、新年のカウントダウンという運びとなった。(*因みにジョン・レノンの『イマジン ♪』を流すのは2005-06年のイベント以来、カウントダウン前の慣例となっているので、今年締めの曲は実質『My Way ♪』だった) ・・・イヤイヤ、昨年~今年のNYカウントダウンは(昨年色々あっただけに)感動して、『My Way ♪』『Imagine ♪』の処から思わず涙が出ずっぱりの状態だった。 私めがこんなにも感動しているのだから、多分数多くの、世界中の人々が感激して胸を熱くしているに違いない。 ☆ PS:明日3日(水)にも書きに来ます。 ☆ ≪2024.1.3 (水)≫ 昨日書いた記事の中に『木曜洋画劇場』というワードが出て来て、何じゃソレ?って『???』と思われた方がいるらしいのだが、映画ビギナーの方には(2024年の今となっては)確かに解らんか。 『木曜洋画劇場』というのは、かつて東京12チャンネル ⇒ テレビ東京系にて(番組名通り)週一回・木曜21:00~の約115分・ゴールデン枠の洋画劇場・番組だった。放送期間は1968年2月8日(木)~2009年3月26日(木)。 「ナバロンの要塞」(1961) や「アラビアのロレンス」(1962)、「大脱走」(1963)、「プラトーン」(1986)、「アンタッチャブル」(1987) etc ... の様な第一級の作品もラインナップに入っておったが、まぁ、大体はB級アクション物の放映が多くて(* ↑ でB級、超C級と卑下していた訳では無く)当時私めはソウイッタ『B級アクション物』の放映こそを楽しんで観ていた子供~青年期だったのだ。 各局競う様に毎晩『洋画劇場』枠があった中で、木曜は特に “番外地” といった印象で、多くが有名な原作を基にしている訳でも無く、映画オリジナル脚本で自由闊達な作品が(ゴールデン枠で)流れていたのは、映画ファンにとってかなり刺激になっていた。 ウチで1~2を争う人気企画=『名画座ファイル』というコーナー内の 《アクション映画特集》 ~というのは、正に『木曜洋画劇場』ッ子でなければ考え付かなかった筈の企画で、こういう低予算のハリウッド映画で、多くが日本国内では劇場未公開(今で云う『DVDスルー』)作品を沢山観て、今振り返ってみると(無意識的に)色々と深い処を勉強していたのかナ?と思い当たる節が多々ある。 実際、映画というメディアは ↑ で挙げた様な、批評面でAランクの作品だけで構成されている訳では無く、数多くのB級、超C級がある事で成り立っているのであって、(新年早々から少し突っ込んで書いてしまうと)庶民的とも云えるB級、超C級映画も(多少は)観ておらんと、高級な域(?)であろうA級の良さも本当の処は解らないと考えておって。 あくまで此れは持論なので、他で話すと通用しない事もあるのだろうが・・・ジェームズ・キャメロンの超大作「タイタニック」(1997) だって、1984年制作の超低予算SF映画「ターミネーター」一作目の経験が無かったら、恐らく、イヤ、100%無理だったろう?という気もしていて。・・・それだけ『Bムービー』の世界は奥が深いという事なのである。 ☆ 本日はモウ一回書きに来ます。 ☆ ≪2024.1.3 (水)≫ 最近は『アクション映画』付いている『名画座ファイル』ですが、2024年新春も現在『アクション!』『アクション!』『アクション!』... で押しています。↓ https://www.mmjp.or.jp/gigas/movie/pocket4 https://www.mmjp.or.jp/gigas/movie/pocket15 総合TOPからの売り文句=キャッチコピーには 《新春初出し》 とか誰かが書いていますが(苦笑)、以前から此処のサイトに来て下さっている常連さんは(勿論)御存知だと思われますが、本『名画座ファイル』のコーナーもブログ時代にあった記事を踏襲している企画でして、今出しているのはブログ時代に制作した個所が多々残っており、其れを『特設頁』とし再編集&作品を新規に追加したVer.という事なんですね。 ↑ でリンクを貼った下段の『純粋アクション映画1』は記念すべき(?)シリーズ1本目で、最初に出した際も『正月仕様』に作ったと記憶しているので、2024・謹賀新年でも丁度合った編集に成っているとは思いますが・・・ 当初の基本コンセプトは『お正月映画』又は『お正月映画にしたい作品』というモノで、正月映画の常連組だったジャッキー・チェン作品、&ブルース・リーの「燃えよドラゴン」(1973) は正しく日本での劇場公開が1973年12月22日(土)という、正月アクション映画の元祖で、代表選手みたいな作品なので(当然の様に)ラインナップに入っています。 企画のスタートという事で1頁に18作詰め込んだのは過去最高。元々~先日迄は「トップガン」(1986) &「トップガン マーヴェリック」(1922) の『Danger Zone ♪』は入っていなかったのだが、今回のUPの為新規に入れました・・・という事は、代わりに一つ削った作品があるのですが、其の作品は(此処では)内緒にしときます。 ☆ 上段URLの『冒険映画篇1』は『アクション映画』シリーズの区切り良く10本目となりまして、ラインナップをみると正月映画としても(独断と偏見で)ピッタリと判断し、今回UPしてしまいました。 コチラも動画を今回のUPの為幾つか取り替えましたが、(以前UPした際は)10本目にして過去最高作(の編集)と自慢したく成る程に、アクセス方面で大分盛り上がったと記憶しています。 『イヤ~~、映画って本当にイイもんですね』~とは、かつて『水曜ロードショー』(後に『金曜ロードショー』)の映画解説を務めた、映画評論家・水野晴郎の(『洋画劇場』最後の)決め文句だったが、此の『アクション映画』シリーズ1~10の後においても、此処でも同じエピグラムで締めたい位の出来かと。(*出来たら『名画座ファイル』に関してはスマホだけでなく、少し大き目のデスクトップ型PCかTVサイズの画面でも見て下さい) ☆ 明日4日(木)はお休みします。 ☆ ≪2024.1.5 (金)≫ 2024・謹賀新年で用意した(↑ 上下段)『名画座ファイル』正月アクション映画の(個人的)お薦め作品はというと、新年一発目なので一番はやはりジャッキー・チェン監督・脚本・主演・武術指導の「プロジェクトA」(1983) かなぁ・・・ 此の作品は何とジャッキー初監督作で、当時29歳の監督デビュー作であのクオリティは(間違いなく)“アクション映画の天才” と云い切ってしまって差し支えないだろう。「プロジェクトA」は日本での公開が1984年2月25日(土)で、公開が2月というのは当初日本国内で(本作の潜在力に対し)全然期待していなかったのが窺えるのだが、英国領時代の香港の公開日は1983年12月22日(木)と、正しく香港の正月映画(?)であったという訳。 ・・・まぁ、こんなに正月観るのにピッタリな作品もナカナカ無いので、2024・初映画をお探しの方にはお薦めしときます。(今回のUPの為に)「プロジェクトA」を新動画に差し替えましたので、以前御覧になった方も良かったら覗いてみて下さい。 次にお薦めなのはリュック・ベッソン監督、ジャン・レノ&ナタリー・ポートマン主演の「レオン」(1994)。 本作は仏米合作でフランスでの公開が1994年9月14日(水)、アメリカでの公開が1994年11月18日(金)、日本での公開は1995年3月25日(土)~と、此方は正月映画という事では完全にスルーされた(?)作品なのだが、当企画のスタートに相応しいと(何故か?)TOPに降臨しています。 本記事を書いている私めが『「レオン」をトップに!』と、当時決めたのだが、今考えると『正月映画としては随分絶妙な選択をしたナ』~と我ながら感心しています(苦笑)。「レオン」は今でもまだまだ有名なので、あまり説明する必要も無いとは思いますが、本作がリュック・ベッソン作品の中で最も人気が高く、私めもベッソン作品の中では「レオン」が最も上手く&面白く作られていると考えていますが・・・ 正月アクション映画特集と銘打ってはいても、そのものズバリの一辺倒では無く、本作の様に(見るからに)大作ではなく、繊細なストーリーテリングのある小品をTOPに据えた事で、その後に続くアクションのランナップを(より)引き立たせる役目も果たしたのかナ?と。(*本日はモウ一回書きに来ます) ☆ ≪2024.1.5 (金)≫ 正月にピッタリ(?)と独断と偏見でラインナップした中、更に記事内で推薦するとなれば・・・という事で今書いています。3本目は「ベスト・キッド」(1984) としたいのですが(↑ でジャッキー・チェンの事を随分立てておいて何ですが)ウチとしては間違っても2010年のジェイデン・スミス & ジャッキー・チェン主演のリメイク版「ベスト・キッド」では無く、ラルフ・マッチオ & ノリユキ・パット・モリタ主演Ver.の方をお薦め。 此のオリジナル版「ベスト・キッド」の劇場公開日はアメリカが1984年6月22日(金)、日本が1985年2月16日(土)と実は本作も(見事に?)正月映画では無く!(苦笑)。しかし、一年のスタートとして観るにはピッタリのアクションで、観終わって気分が爽やかに成る、代表選手の様な作品なんですナ。 ・・・日系一世のアメリカ人・ミヤギ(宮城成義)役を演じたノリユキ・パット・モリタは、自身も日系アメリカ人であり、本作の演技で第57回・アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされた程の名演で(個人的には “助演” では無く “主演” を賞の対象にしても可笑しくない素晴らしくイイ役)、アジア系アメリカ人としては史上初でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。・・・当初ミヤギ役は三船敏郎がオファーされていたらしく、三船は英語が堪能でない事を理由に本人から断ったとの話もWeb上で出ているが、実情は監督のジョン・G・アビルセンの方から(ミヤギ役のオーディションを何度も受けていて、映画界では無名に近かった)コメディ俳優=パット・モリタにお鉢を回したとの事。ドウモ三船に対するアビルセン監督の印象は(リハーサルかカメラテストをした結果)サムライ的で演技が堅過ぎるとの事だったらしい。 「ベスト・キッド」は此の1作目が大ヒットした事から定石通り?、世の流れというか?(当たり前かの如く)此の後シリーズ化されたのだが、正直な処、1作目だけで止めてほしかった最筆頭の映画であり。 ・・・と書くと、《『名画座ファイル』頁では第2弾の「ベスト・キッド2」(1986) も入ってるじゃん!》 ~と、矛盾を突かれても仕方が無いのだが、勿論ウチは此の「2」も観ない方がイイ続編の筆頭と考えており(*理由は色々あり過ぎて、此処で書くにはスペースが足りない)・・・しかし『まぁ、イイじゃん!嫌いだけど』&『アクション物の続編ではよくある感じだし』~と、当時勢いで載せたのを記憶している。 ・・・まぁ、只、ソウ突き放す様な事ばかり書いているのも悪いので、少々「2」を擁護する話を書くとすれば・・・本作は(ミヤギの故郷)日本の沖縄が舞台なのだが、確かに此の沖縄の描写が滅茶苦茶で、本当に酷い。其れも其の筈ロケは沖縄で一切行われておらず、代替えとしてフィリピンと一部LAのリトル・トーキョーで撮影されている。・・・まぁ、しかしオスカー監督のジョン・G・アビルセンの事だから、ワザと架空のオキナワを舞台に東洋観を(意図して)人工的に作り出したいという欲求、そういうノリ、伝統がハリウッドにあるという事は(勿論)専門家なら知っている訳で。『西洋から見た東洋の特徴は正しくこうなのだ!』と云うのをオールジャンルの映画史No.1(又はワーストNo.1)という位ストレートに出して来た作品とも云える。 ソウイウ文化比較論的な考察として(俯瞰しながら)鑑賞出来るならのなら、此の「2」の方がより深く楽しめるのかも。・・・あとモウ一つ、主題歌は「1」のサバイバーが唄う『The Moment of Truth ♪』より、「2」のピーター・セテラが唄う『Glory of Love ♪』の方が気に入っている。「2」を載せた理由は其れが一番。 ☆ 明日6日(土)も書きに来ます。 ☆ ≪2024.1.6 (土)≫ 此処からは ↑ URLの上段=『冒険篇1 (アクション映画10)』に移りますが・・・此の頁の正月映画として一番お薦めなのはジョン・スタージェス監督の「大脱走」(1963) です。原題は「The Great Escape」だから、或いは原題の方が作品の内容を言い当てていると思う方が(今では)多いのかも知れんケド。 公開日は北米が1963年7月4日(木)で、日本が1963年8月3日(土)だから日米共に夏休み映画として劇場公開された。・・・只、拙者が子供の頃は「大脱走」といえば大晦日か、其の前日か前々日の深夜にTVで放映される映画として定番となっており、大晦日か近くにタイマー録画をして、新年明けの昼間に観たという方は少なくなかったのだろう???と。 脱走、脱獄物というと他にも「パピヨン」(1973) や「アルカトラズからの脱出」(1979)、「ショーシャンクの空に」(1994) etc ... 色々な名画が沢山ありますが、「大脱走」は其の中でも代表格で、他で脱走、脱獄物を挙げるとなれば今でも(必ず)上位に顔を見せるので、制作年を考えれば、時代を超えた不朽の名作というのは「大脱走」の様な作品の事を云うのかも知れん。 ・・・まぁ、しかし、本作はスティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、リチャード・アッテンボロー、ジェームズ・コバーン、ジェームズ・ガーナー etc etc etc ... ~と、これでもか!これでもか!って具合に本当に真剣(マジ)な(?)当時のハリウッドにおけるオールスター・キャスト=名優総出演という事もあり、内心(チョット)反則気味(?)な名画なので、ズルいなコレ!!!~という印象を持たれても仕方が無いのですが・・・。 しかしながら、実話を基にした大変優れた脚本、演出により、面白い正月映画である事は(当処としても)太鼓判を押せる。 ☆ 脱走、脱獄物というと(劇場公開時に本当の)正月映画でドレだけあったのか?と考え、過去の記憶を遡ってみたのだが(目立ったモノとしては)殆ど無かったのではないのか?と。 仮に此処でモウ一本だけ脱走、脱獄物で挙げるとなれば、ジョン・ヒューストン監督の「勝利への脱出」(1981) は北米での公開が1981年7月30日(木)、日本では1981年12月12日(土)なので、日本国内では正式に正月映画として公開された(脱走、脱獄物の)数少ない例。 ・・・只、同ジャンルで現在「勝利への脱出」を名画として挙げる映画ファンは『???』~という感じになっているらしく、恐らく本作は未見の方が殆どで、ビギナーだとタイトルを聞いた事すら無いのではないのだろうか?。 「大脱走」程のオールスターでは無いが、「勝利への脱出」のキャストもシルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドー、ダニエル・マッセイ、ペレ、キャロル・ロール etc ... と豪華スターが共演しているのだが、皆モウ忘れてしまってるんじゃないのだろうか???。 ~かくいう当処も「勝利への脱出」は本企画でスルーしておって(苦笑)、動画も何もUPしていなかったのですが、ウチとしてはこういう “埋もれてしまった映画を掘り起す” ~というのも役目の一つだとしており・・・イヤイヤ、ソンナ諸事情とは関係なく「勝利への脱出」はスポーツと戦争物を絡めた変則アクション・ムービーとして本当に中々面白い正月映画なので、今の時期(機会があったら)観てみるのも悪くはないと思います。・・・因みに音楽は「ロッキー」シリーズ(1976~) や「ライトスタッフ」(1983) でお馴染みのビル・コンティが担当しているので、グイグイ押して来る独特の曲調も込みで、一年のスタートを飾るのも一興かと。 ☆ PS:明日7日(日)も書きに来ます。 ☆ ≪2024.1.7 (日)≫ 『冒険篇1 (アクション映画10)』の2本目はハル・ニーダム監督の「キャノンボール」(1981)。 「キャノンボール」はアメリカと香港の合作で、北米が1981年7月19日(日)、香港では1981年8月27日(木)と夏場に公開。只、日本では1981年12月26日(土)と新年直前に公開されており、今回紹介している正月映画の中では日本国内で 《最も正月映画らしい正月映画》 という事は云えるのかも。 本作も「大脱走」と同じく、これでもか!これでもか!っていう気合いのオールスター・キャストで、バート・レイノルズ、ロジャー・ムーア、サミー・デイヴィスJr.、ディーン・マーティン、ファラ・フォーセット、ジャッキー・チェン、マイケル・ホイ、ピーター・フォンダ、ドム・デルイーズ etc etc ... と、コッチは反則気味というよりは確信犯的(?)な布陣。よくもまぁ、こんなに掻き集めたモノだという半ば呆れた感じに映るのかも知れんが、今考えると当時の香港映画=レイモンド・チョウの力&勢いが窺えるキャスティングとなっている。 私めは此の「キャノンボール」とブルック・シールズ主演の「エンドレス・ラブ」(1981) の二本立てで先行公開されていたのを(かつてあった後楽園の劇場で)観たのだが、今だとこういう方式は新作で殆ど遣っていない(名画座での旧作なら残っているが)。 此処でもジャッキー・チェンの話が絡んで来るのだが、ジャッキーは相棒のマイケル・ホイ(代表作は「Mr.Boo!/ミスター・ブー」シリーズ)と共に日本車=『スバル・1600スウィングバック4WD』に乗り、日本チームの日本人役でレースに参戦しているのだから、日本人にとっては見逃せない正月映画であり・・・ (此れはブログ時代にも書いたネタなのだが)他方で全く触れていない様なので又書いてしまうと、本作は007パロディで溢れており、第三代ボンド役者=ロジャー・ムーアが出演しているのも其の一環。更に1984年に制作された「キャノンボール2」ではジャッキーの相棒がアメリカ白人=リチャード・キールと成っており、日本チームの日本人はジャッキーのみとなっている(乗っているのは日本車『三菱・スタリオン』)。 何故こういうキャスティングになったのか???・・・続きは明日8日(月)に書きに来ます。 |