南総ＣＣ・ニュー南総ＧＣが民事再生法を申請

　南総カントリークラブ及びニュー南総ゴルフ倶楽部より、両クラブ経営会社である（株）南総カントリークラブと芙蓉土地（株）が、平成22年1月22日に東京地裁へ民事再生手続開始申立て、同日保全命令を受けました。

　尚、名義書換は当分の間停止する旨です。

　（株）南総カントリークラブ（資本金3億3000万6000円、千葉県市原市上高根1683-1、登記面=東京都港区西麻布3-20-16、代表桐谷重毅氏）と、芙蓉土地（株）（資本金2億3001万6000円、東京都渋谷区渋谷2-15-1、登記面＝東京都港区西麻布3-20-16、同代表）は、1月22日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

　申請代理人は南賢一弁護士（東京都港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500）ほか7名。監督委員は北秀昭弁護士（東京都港区虎ノ門2-9-9、電話03-3509-1616）。

　（株）南総カントリークラブは、1977年（昭和52年）7月に設立。77年10月にオープンした「南総カントリークラブ」（千葉県市原市、36H）の経営を手がけ、92年9月期には年収入高約17億600万円をあげていた。

　芙蓉土地（株）は、1960年（昭和35年）9月に設立。85年10月にオープンした「ニュー南総ゴルフ倶楽部」（千葉県市原市、18H）の経営を手がけ、86年9月期には年収入高約18億2600万円をあげていた。

　しかし、2社はともに親会社である土地興業（株）（東京都、当時「熊谷組」（東証1部）の筆頭株主）の業績悪化などから、2006年11月以降はゴールドマン・サックスグループの傘下に入り運営を続けてきたが（土地興業は2007年5月に民事再生法を申請）、10年前に据置延長した預託金償還を2009年7月以降順次迎えていた。

　負債は（株）南総カントリークラブが約127億円、芙蓉土地（株）が約116億円で、2社合計で約243億円。

　民事再生手続中のニュー南総ゴルフ倶楽部の経営会社・芙蓉土地（株）（東京都港区）の再生計画案が会員等を含む債権者に配布された模様。、弁済条件等が明らかになった。

　ゴールドマン・サックス・グループ（親会社ベイウインドツーリミテッド）の支援で再生する方針で、同ＧＣの事業の継続・再生、プレー権の確保を図る。退会会員には「10万円＋8％弱」の弁済、継続会員は「10万円＋8・5％弱」等の内容。

6月23日にニュー南総ゴルフ倶楽部の経営会社・芙蓉土地（株）（ＧＳグループ）の債権者集会が開かれ、賛成多数で再生計画案が可決、同日東京地裁から認可決定を受けた。

　尚、お知らせした通り南総ＣＣの経営会社・「（株）南総ＣＣの再生計画案は否決」となっている。

　南総力ントリークラプの経営会社・（株）南総カントリークラプ再生計画案が会員等を含む一般債権者に配布された模様で、退会会員の弁済率は「10万円＋12％弱」、継続会員は「10万円＋14％弱」等の再生計画案の内容が明らかになった。

　→　ニュー南総ＧＣ経営の芙蓉土地（株）で、計画案概要は本紙で既報

　平成22年6月23日、南総ＣＣの経営会社・（株）南総カントリークラブの債権者集会が6月23日に開かれたが、会員多数の反対で再生計画案（本紙既報）が否決された模様だが、当日の再生手続廃止決定は出ていないようで、会社側は再度の民事再生法申請などを検討中。

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　平成22年7月6日、東京地裁は会社更生法に基づく保全管理命令を出した

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　平成22年7月12日、米ゴールドマン「南総カントリー」の経営から排除−保全命令