東証一部上場の(株)アコーディア・ゴルフ(東京都渋谷区、TEL03-6688-1500、竹生道巨社長)は、平成20年3月期(19年4月〜20年3月)の連結決算業績を5月12日に発表した。
同期の常業収益は775・04億円(前年同期比12・8%増)で、営業利益125・65億円(6・7%増)、経常利益110・72億円(5・0%増)と増加したが、当期純利益は前期より8・5%減の95・81億円となった。総資産額は2131・12億円で、前年周期比497・52億円、30・46%の増となっている。
21年3月期(20年4月1日〜21年3月31日)の連結業績予想ては、営業収益890億円(20年3月期比14・8%増)、営業利益142億円(13・0%増)、経常利益116億円(4・8%増)、純利益102債円(6・5%増)と増収増益を予想している。
グループゴルフ場増加による基盤拡大、グループで実施しているサービス拡充、練習場との提携拡大等で増収増益を見込めると判断した模様だ。
20年3月期の当期利益が減少した要因は、前年度に子会社となった一部コースののれんについて買収時点に見積もったキャッシュフローより回収の可能性に疑義が生じたため特別損失を計上したり、一部子会社で税務土の繰越欠損金が消滅したことによる税負担増等と説明している。
一方、同社子会社で練習場を経営する(株)アコ・デイア・ガーデン(東京都渋谷区、秋本一郎社長、資本金1000万円)は、4月24日に千葉県山武市のゴルフ練習場「サンクラシックゴルフ」(90打席、250Y)を有限会社ユニテック(千葉県八街市)から買収、5月12日付けで水戸市の「茨交渡里ゴルフセンター」(89打席、200Y)を茨城交通(株)から買収した。
これで直営練習場はアコーディア・ガーデン柏(千葉県柏市)を含め3カ所目、運営は同四街道サンビック(千葉県四街道市)を含め4カ所目となり、提携練習場は5月1日現在で全国92カ所になったという。
さらに、(株)アコーディア・ゴルフは新規にゴルフ練習場を建設しており、今年9月にアコーディア・ガーデン瀬戸(60打席、180Y、愛知県瀬戸市)、11月に同加古川(80打席、200Y、兵庫県加古川市)をオープン。
また昨年9月に西宮市の事業予定者として決定した甲子園浜にも来年3月予定で練習場をオープンするとしている。
同社によると、「総合ゴルフサービス企業」を目指し、ゴルフ場とゴルフ練習場の連携を深め、プロショップやゴルフスクールの展開など”アコーディアならではのコンセプト満載”の練習場にするという。
グループコースを活用し、コースデビューの手助けなど新規ゴルファーを増やす取組みも積極的に行う考えだ。
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