韓国企業が、平成4年にオープンした「会津河東カントリークラブ」(27H、福島県会津若松市河東町八田字石ヶ坂28、TEL0242-94-2018)と付帯するホテルを、昨年末に買収していたことがこのほどわかった。
買収したのはソウルにある清光(チョンガン)で、韓国では中堅のゼネコンデベロッバーという。清光は、同CCを経営する河東観光開発(株)(資本金1000万円)の株式を保有していた同観光開発代表取締役の吉田和男氏から取得して傘下に収めた。
また、これにより吉田氏は代表を辞任し、後任の代表として許崇(ホ・スン)氏が代表取締役会長で就任する。株主の交代とあって、会員の権利・義務は変更ない。
ちなみに、河東観光開発の前身は平成16年10月に民事再生計画案が成立した鈴縫観光(株)。鈴縫観光は同CCと金砂郷CCの両ゴルフ場を経営していたが、本紙号既報通り17年6月に会社分割を行い、河東観光開発が会津河東CCを承継した。
これらの関係もあり、吉田・前代表は会員に宛てた通知で「再生を盤石にするために、清光の支援を受けることになった」旨を述べている。一方、許会長は同じく会員に宛てた通知で「施設の改良とサービスの改善を最優先課題にする」と語っている。
清光としては初めてのコルフ場取得だが、日本でさらに2〜3コースを取得する意向を示しているという。
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