ナリ会津カントリークラブ（旧・会津河東ＣＣ）

　鈴縫工業は建築・不動産等が本業の東証二部上場企業だが、ゴルフ場では金砂郷ＣＣ、白帆ＣＣ（ともに茨城）が系列コースとなる。当初から自社で開発を進め89年6月に開発許認可を取得した。

　89年7月に承認を受けたリゾート法による「会津リフレッシュリゾート」の施設の一環でもあり、町と共同の周辺開発も計画、通年型のリゾート施設を目指して整備が進められた。コースそのものの付帯施設に100名収容のロッジ、テニスコート、温泉、露天風呂がある。

　首都圏からは遠いが宿泊施設も完備され、泊まってゴルフのリゾートコース。

■平成16年2月25日、経営会社・鈴縫観光（株）が民事再生法の申請

　名義書換停止（旧、正会員：21万円＝税込）

■平成16年9月、再生計画案がまとまる

■平成16年10月27日、再生計画案が認可決定

　・退会会員は0・5％の一括弁済
　・継続会員は旧預託金の2・5％が新預託金（5年据置、据置後は年500万円を限度に抽選償還）

■平成17年4月1日より名義書換再開

■平成19年12月末、韓国系企業が買収

　買収したのはソウルにある清光（チョンガン）で、韓国では中堅のゼネコンデベロッバー。

■平成20年4月1日より、ゴルフ場名変更

　「会津河東カントリークラブ」 → 「ナリ会津カントリークラブ」

■平成20年10月1日より、年会費値上げ

■平成21年5月15日〜同年8月末日まで、名変料値下げ

　→ 当分の間、名変料値下げ期間を延長

■平成28年、ダイヤモンドコースを閉鎖し27ホール営業から18ホール営業に

■平成30年12月7日、メガソーラーが完成し竣工式を開催

　タイの電力会社、バンプーパワーパブリックカンパニーリミテッド社とプライムロードグループ社が出資の「会津ソーラーエネルギー合同会社」が、閉鎖したナリ会津ＣＣのダイヤモンドコース（45万平方メートル）にメガソーラー（大規模太陽光発電所）を建設し、12月7日に竣工式（平成28年7月12日に地鎮祭）を行った。

　バンプーパワージャパン　ＵＲＬ＝http://www.besj.co.jp/

　事業所名は「ナリ会津太陽光発電所」で出力は20ＭＷ（年間発電量は一般家庭約5600世帯分の年間使用量に相当、単価は36円/kWh）。総投資額は100億円で、非常用の電気供給装置を備え、大規模停電のとき独立の発電所として電気自動車などに電気を供給できるという。

■令和元年9月末日、ナリ会津ＣＣ（福島）を閉鎖、跡地にメガソーラか？

　ゴルフ場を取得したのは、再生可能干不ルギー事業や不動産投資、再生事業、有価証券の取得・運用・投資等を事業内容とする（株）ブルーキャピタルマネジメント。会員には預託金を全額返還。