新岡山CC(18H)と、それに隣接するラ・レインポーCC(27H)の両コースは新経営陣を迎え、ラ・レインボーをクローズしてコース・クラブハウスの改造・改修に今春から着手しているが、今年8月頃にも両コースを統合して「新岡山36カントリー倶楽部」(36H、岡山市長野622の78)とゴルフ場名を変えて新生スタートすることがわかった。
また、両クラブの会員も統合され両コースを会員として利用できるようになるという。
ラ・レインポーは18ホールだが、各9ホールは3000ヤードに満たずコンパクトな造りとなっている。そこで、 27ホールを再編成して、18ホールに変更することにより、コース全長を18ホールで6600ヤード前後にするする計画。
併せて、2グリーンから1グリーンにするなどの改造を行っており、ており、今年夏までに完成させて秋から使用を開始する予定となっている。
また、ラ・レインボーのハウスは昨年5月に火災に遭い使用てきない状態となったため、ラ・レインボーの会員は新岡山のハウスを利用して今春までプレーしていた。
そのハウスの修復にも着手しており、6月末までには工事を終了させて、7月から使用を開始する予定としている。一方で、老朽化の進んでいる新岡山のハウスはカー卜庫にする。
ちなみに、角コースを含め3コースを経営していた日本ゴルフ開発(株)は一昨年8月に民事再生法の適用を申請し、昨年6月に営業譲渡を基本とした再生計画案が成立。
松山ロイヤルGC(18H、愛媛県)はPGMグループに営業譲渡したが、ラ・レインボーと新岡山は譲渡先が決まらず長く申請代理人の管理下に会った。
担保権者(アイ・アール債権回収)の紹介で、ようやく有限会社アップフィールズ(大阪市北区西天満4-2-7、TEL06-6361-0045、小林喜隆社長)ヘの譲渡が決まった。
同社は、今年1月26日にゴルフ場施設等の引渡しを受け、コース改造等に取り組んだ。同社は、平成8年に開場したザ・パークヒルGC(現・アリジCC花垣コース、18H、三重県)を一時期保有し、昨年2月に韓国系企業の(株)韓朝インターナショナルに譲渡した。
小林社長は「ザ・バークヒルゴルフ場のノウハウを取得し、立地も良いので新岡山は腰を据えて経営する」と語っている。
なお、再生法申請時の会員数は、新岡山が2800名、ラ・レインボーが400名の計約3200名だったが、約1000名の退会会員があり、現会員数は約2200名としている。
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