真冬の１月にニューヨークに来た。
そんな凍えるような夜の街をエンパイアス テイト・ビルの８２階、その屋外展望デッ キに出た。そこは金網が張ってあるだけで 地上数百メートルの本当の屋外でした。
空が急に近くなったような浮遊感、そして 周りを見回せばマンハッタンは３６０度光 の海。
その夜景を見ていると何故か遠くの家族を 思い出し涙が出る。この景色を子供に見せ たいと思う。そしていつか連れてきたいと 誓う。世界の真ん中に立ち、寒風吹き荒ぶ 中、そんな凍える場所がいつまでも居たい と思う程に居心地の良い場所となった。
またいつの日か。

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