昭和35年開場の横浜カントリークラブ(36H、横浜市保土ヶ谷区今井町1025、TEL045-351-1001)は、来年迎える開場50周年にあたり、施設の一層の充実を図るべく、コース・施設の改修計画を発表した。
同クラブは、これまで東コースにおいて約7億円を投資し平成11年〜12年にべント1グリーン化工事、18年〜21年に3億円を投資してインコース高低差解消工事を行い、9月11日に工事を終了した。
ただし、東のアウトコースはまだコース内の高低差があり、アウト・イン両コースの整合性を図るため、アウトコース内高低差の大幅解消を図る一方で、戦略性の向上を目指すことにしたという。
改修工事期間は来年1月中旬から9月中旬までを予定。同期間は東アウトをクローズし、計27ホール営業(東はイン9Hを2R)とする。
改修内容は、
@ 会員の平均年齢が年々高まっていることからシニア会員でも長く快適にプレーできるよう、 高低差
を大幅に解消し平坦化を図る、
A ティグラウンドとハザード設定を見直して一般プレーヤー、上級プレーヤー双方にとって戦略性に
富む魅力的なコースに、
B 3番ホールをバー4からバー5に距離延長し、アウトをP35からP36(東トータルでP71からP72)に、
C ドライビングレンジ(練習場)を現1ホールに新設、打席は2層構造とし打席数も増やす (現12打席
215Yから打席で倍増、距離も300Y程度に)、また現練習場とガーデンプールの跡地を、新1番
ホールとして整備、
D コース全域に亘り花木植栽を実施し、景観を向上、
・・・・を予定している。
投資金額は約7億円の予定。同西コースでは、平成24年に日本女子オープンの開催が見込まれており、同オープンに向けて、練習場環境も整える。25年以降に排水、散水、カート路補修等の近代化工事を行う計画。
また、現クラブハウスは来年に築40年を迎えることから耐震、消防法適合の観点から建替えすることに決定。平成25年以降の着工を計画しているという。 なお、同クラブを経営する(株)横浜国際ゴルフ倶楽部(相山武靖社長)は昨年、会社創立50周年を迎え、次々にコース・施設充実の施策を打ち出し、本紙既報通り、同CCの会員権買取りも実施中。
平成21年から会員年会費を改定したが、一連の改修工事はこれまでの事業収益等で賄い、新たな会員募集は予定していないとしている。
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