『 新発田市の紫雲ゴルフ倶楽部(36H、新潟県新発田市元郷211、TEL:0254-41-2471)の敷地に無許可で産業廃棄物などを埋めたとして、新発田署と県警生活保安課は5月26日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、同GCの元契約社員、枝並哲容疑者(60歳、新潟市江南区袋津3)ら3人を逮捕した 』と報じたが、
この問題を重視した関東ゴルフ連盟(KGA、東京都中央区銀座8-18-11 銀座SCビル4階、TEL:03-6278-0005)は、紫雲GCに対して今後の対応について問い正すと共に、KGA加盟倶楽部に対しても注意を喚起する通知を6月26日付けで配布したことが判明した。
KGAは、経営会社・(株)紫雲ゴルフ倶楽部に対し文書を送付し、「環境維持に関し、今後どのような方針で対応されるのか」と、高橋正孝副理事長と平山誠一グリーン委員長名で問い正したという。
また、加盟倶楽部に対しては、「今後上部団体である日本ゴルフ協会やその関連団体及び各地に組織されているゴルフ場支配人会とも競技し、ゴルフ場環境に関わる法令順守の徹底を図る所存」と副理事長と委員長名で表明、報道関係者に対してもこれらの通知を配布して理解を求めた模様。
KGAでは「産廃処理に関して注意を喚起するため通知を送付した。今後、各地区の倶楽部は県等の産廃に関する担当者から講習を受けるなどし、産廃処理を適正に行っていただきたい」と語っている。
ちなみに、産廃物不法投棄では17年に北海道恵庭市にある「札幌エルムカントリークラブ」で敷地内に農薬の空き容器などを捨てていたことが判明し、廃棄物処理法違反でゴルフ場経営会社に罰金120万円、元総支配人に懲役1年、執行猶予3年、課長にも執行猶予付きの懲役10カ月の判決を下してぃる。
平成18年にはオータニにしきCC(兵庫)の社長らが廃タイヤや軽トラックを同CCの敷地内に不法投棄したとして逮捕された。
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