プレミアゴルフ(株)(資本金67億8000万円、東京都豊島区南池袋2-5-2、登記面=東京都豊島区東池袋3-1-1、テレンスエムマ−フィ−社長、従業員210人)は、平成13年12月4日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。申請代理人は加々美博久弁護士(東京都港区虎ノ門3-8-21、電話03-3437-2211)。
同社は、(株)西洋環境開発(負債5175億円、東京、2000年7月特別清算)の所有するゴルフ場の経営を目的として1992年(平成4年)4月に(株)ゴルフ西洋美浦の商号で設立され、94年2月に(株)ゴルフ西洋に変更、2001年7月に現商号となった。
設立当初は西洋環境開発所有の「美浦ゴルフ倶楽部」(茨城県、18H)の運営業務受託を行っていたが、95年には西洋環境開発の経営再建策の一環から、
・ 「桂ゴルフ倶楽部」(北海道18H)
・ 「たけべの森ゴルフ倶楽部」(岡山県、18H)
・ 「若木ゴルフ倶楽部」(佐賀県、18H)
・ 「嵐山ゴルフ倶楽部」(沖縄県、18H)
の運営を譲り受け、97年1月期には年収入高約38億3500万円を計上していた。
この間、セゾングループ3社に対し、第3者割当増資を行ない資本増強を図るなど同グループからの支援を受けていた。
しかし、バブル崩壊後の業界環境悪化や個人消費の低迷から毎期大幅赤字を余儀なくされ、2001年同期には年収入高約32億1500万円に対し、約9億5000万円の最終赤字となっていた。
このため、セゾングループの経営立て直しの一環から2001年4月に当社株式は外資系ファンドへ売却されていた。
こうしたなか、預託金のカットを骨子とした再建案を会員に示していたが、一部の会員からは訴訟や仮差押えの手続きがなされていたため、ゴルフ場の経営継続を目的として今回の申し立てに踏み切った。
負債は約414億6800万円。
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