さくらリゾート(株)(東京都千代田区平河町1-1-9 TEL03-3239-5521 菊地原徹社長)が、昨年9月17日付けで東京地裁から破産宣告を受けた尾瀬高原リゾート(株)(東京都中央区八丁堀3-26-8)の破産管財人・小林克典弁護士(TEL03-3234-2941)から譲渡を受けたもの。
売買代金は、ゴルフ場の他に30室の「サラエリゾート尾瀬」等を含め5億円未満(推定)だった。
さくらリゾートは、これらリゾートの運営を請け負うために菊地原社長らが設立した新会社で、管財人からリゾート施設の運営を委託され、昨年12月にスキー場の運営、今年4月24日からゴルフ場の運営にタッチしてきた。
ちなみに同ゴルフ場には、正平等の会員1141口(募集は平成5年から、募集金額800万円-分割、400万円、平日200万円等で実施)が在籍しており、その預託金総額は31億5490万円となっている。
会員の処遇について、管財人は「(破産財団の資金は十分でないため)金銭的な弁済はない」としているが、「会員のプレー権を保証することを条件に、さくらリゾートに譲渡した」と語っている。
会員権の種類が多様なため、さくらリゾートはそれぞれの会員権をどのような形のプレー権にするかを検討中のようだが、基本的には無額面で譲渡可のプレー会員権となりそうだ。
尾瀬高原リゾート(株)は、平成13年に再生計画案が成立した昭和総合開発グループを中心に片品村等出資した第三セクターで、14年11月に再生法を申請。
しかし、予定していたスポンサーの撤退などから、再生計画が立案できず破産となった。再生法申請時の負債は約288億円。なお、尾瀬リゾート(株)の最終者集会は、7月26日に開かれる。
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