ゴルフ場経営大手の緑営開発(株)のグループ会社である(株)東秩父カントリークラブ(資本金1億円、新宿区新小川町8-8、代表吉崎満雄氏)など8社は、2004年12月22日に東京地裁へ自己破産を申請し、平成17年1月5日に同地裁より破産宣告を受けた。
破産管財人は三村藤明弁護士(港区虎ノ門1-6-12、電話03-3519−8321)。
(株)東秩父カントリークラブは、1988年(昭和63年)6月にゴルフ場の運営を目的に設立された。緑営開発(株)および同グループ会社から出資を受け、グループの信用を背景に金融機関から資金を調達、関越道東松山ICから18kmという比較的恵まれた立地でゴルフ場開発を行っていた。
97年5月から会員権販売を開始していたものの、不況下で会員権販売は思うように進まず、緑営開発グループも過大な借入金を抱えていたことから、ゴルフ場のオープンのメドが立たなくなっていた。
こうしたなか、グループ中核の緑営開発(株)が2003年8月に民事再生法を申請(負債1209億円)、その後グループ一体での再建を図る過程で、当社については、破産による処理となったもの。
また、今回同時に破産宣告を受けたグループ会社は下記の通り(負債順)。
1.(株)東秩父カントリークラブ
東京都新宿区新小川町8-8 負債118億円
2.緑営バイオ(株)
東京都新宿区新小川町8-8 負債18億円
3.(株)高富開發
岐阜県山県市東深瀬678-3 負債15億円
4.緑営セラミック(株)
秋田県鹿角市十和田大湯字西ノ森163 負債6億円
5.新星観光開発(株)
神奈川県小田原市根府川667 負債5億円
6.道東農林(株)
北海道足寄郡足寄町螺湾本町26-2 負債3億7000万円
7.新世紀出版(株)
東京都新宿区新小川町7-7 負債7500万円
8.(株)光カントリー倶楽部
東京都新宿区新小川町8-8 負債10万円
|