(株)レッドリーブスカントリークラブ(資本金1億円、東京都港区西新橋3-19-12、竹増誠之社長)は、(株)ヒルクレストゴルフクラブ(負債約500億円、栃木県、2000年8月民事再生)より破産を申し立てられていたが、平成14年2月28日に東京地裁より破産宣告を受けた。
破産管財人は深山雅也弁護士(東京都千代田区平河町1-9-3、電話03-3263-0451)。債権届け出期間は4月19日までで、債権者集会および債権調査期日は7月1日午前10時より。
同社は1987年(昭和62年)11月にゴルフ場開発を目的に設立された。93年6月に工事着工届を提出し、群馬県吾妻郡に全18ホールで総面積105万5629uのレッドリーブスカントリークラブ(通称)の建設を開始し、当初予定では95年10月頃のオープンを目指していた。
縁故会員(正会員300名、入会金80万円、預かり保証金400万円)の募集を開始し、最終的には1800名の会員を見込んでいたが、バブル経済の崩壊に伴いゴルフ会員権の販売は進まず、金融機関からの資金調達にも支障が生じる状況となった。
このため、イ・アイ・イーグループからの金融支援を受けて事業の継続を図ってきたが、イ・アイ・イーグループの総帥である高橋治則氏の乱脈経営による東京協和信組、安全信組の経営破綻問題などで支援母体が大きく揺れ動き再度資金繰りに行き詰まり、代金未払いの理由により95年3月末以降、工事は実質ストップしていた。
こうしたなか、(株)イ・アイ・イーインターナショナルが整理回収機構より破産を申し立てられ、2000年6月に破産宣告を受けたことで(株)ヒルクレストゴルフクラブはイ・アイ・イーインターナショナル関連会社への貸付金が回収不能となり資金繰りが悪化、会員のプレー継続を図る目的から2000年8月には民事再生法の申請に踏み切っていた。
その後、同社の再生手続きを進めるなか、当社に対しての債権債務の整理を進めるために今回の破産申し立てとなった。
負債は約200億円で、このうち預託金が約30億円含まれている。
↓↓↓ 平成28年3月16日追加
報道によると、「レッドリーブスカントリークラブ」(群馬県吾妻郡高山村大字中山他)のゴルフ場計画跡地に、スペインの建設会社であるIsolux Corsan社が、出力31・2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設している旨を3月14日に発表した。
総予算は約6000万ユーロ(約75億3600万円)、敷地面積は約80haで、EPC(設計・調達・施工)サービスは、日本法人のIsolux Engineering合同会社が担当。同社にとって、日本において初めての太陽光発電プロジェクトとなる。
今年の10月28日に、東京電力の送電網に連系する予定という。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
↓↓↓ 平成28年11月14日追加
レッドリーブスCCのゴルフ場計画跡地を利用して、スペインの大手建設会社・IsoluxCorsanにより建設が進められていたメガソーラが完成し、11月7日から売電を開始したことが判明した。
日本法人のIsolux Engineering合同会社が事業を推進していたもの。出力は3万1000KWとしている。
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