「信州伊那国際ゴルフクラブ」(36H、長野県伊那市西箕輪3350、TEL:0265-73-3131)の旧経営会社・(株)信州伊那国際ゴルフクラブ(東京都千代田区大手町1-7-2、齋藤博史代表取締役)が、令和6年1月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し保全命令と監督命令を受けた。
信州伊那国際GC URL=https://inakoku.jp/ (表示方法)
負債総額は約33億円。民事再生申請により新経営会社(子会社)は、伊那国際ゴルフクラブ(株)(東京都千代田区大手町1-7-2、小木曽慶太代表取締役)に変更され、ゴルフ場はこれまで通り運営されるようです。尚、本日より名義書換は停止となりました。
信州伊那国際GCは、昭和48年(1973年)9月にキノシタグループのゴルフ場として開場。同グループは最盛期には5コースを経営も全て売却している。信州伊那国際も平成27年3月に(株)ジー・プロジェクト(経営会社と同住所)に売却され、これまで運営されてきた経緯をもつ。
→ 信州伊那国際GC・過去の経緯
詳細は不明ですが、分かり次第に掲載させて頂きます。
ちなみに、同ゴルフ場は、中央自動車道・伊那ICより3㎞、JR飯田線・伊那市駅から車で約10分に位置し、中央・南アルプスを背に開放感たっぷりの雄大でフラットな丘陵コース。昭和59年(1984年)には日本女子プロゴルフ選手権が開催されている。
参考までに、信州伊那国際GCの会員権相場(名義書換料:66万円、年会費:2.2万円、正会員、税込)は、今日現在で売り買い共に入っておらず、年間を通しても売買件数は少ないゴルフ場だった。
↓↓↓ 令和6年1月25日 15時50分追加
帝国データバンクによれば(1月25日付、 https://www.tdb.co.jp/)
株式会社信州伊那國際ゴルフクラブ、民事再生法の適用を申請/負債33億円
「長野」 (株)信州伊那國際ゴルフクラブ(資本金3000万円、伊那市西箕輪3350、登記面=東京都千代田区大手町1-7-2、代表齋藤博史氏)は、1月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全・監督命令を受けた。
申請代理人は西山彩乃弁護士(ノイエスト総合法律事務所、東京都千代田区丸の内1-5-1、電話03-5219-5634)ほか2名。監督委員には、早川学弁護士(早川法律事務所、東京都中央区日本橋2-16-4、電話03-6281-8860)が選任されている。
当社は、1971年(昭和46年)8月に設立されたゴルフ場の運営業者。1984年には日本女子プロゴルフ選手権が開催されるなど、長野県伊那地区では比較的高い知名度を有していた。
しかし、預託金の償還問題などを原因として資金繰りが悪化、先行きの見通しが立たないことから今回の措置となった。
なお、1月15日に債務を除いたゴルフ場事業は吸収分割により子会社の伊那国際ゴルフクラブ(株)(TDB企業コード:802065445、東京都千代田区大手町1-7-2)に譲渡しており、入札で選定されたスポンサー企業の坪井工業(株)(TDB企業コード:985441001、一般土木建築工事、東京都中央区銀座2-9-17)に裁判所の許可を得て同社の株式譲渡をする予定で、株式譲渡代金などを債権の配当の一部に充てる。債務は子会社へ移転しないが、会員のプレー権は保護される。
負債は債権者約3000名に対し約33億円。
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