函館シーサイドカントリークラブ、破産手続き開始決定を受ける

　「函館シーサイドカントリークラブ」（18Ｈ、北海道函館市豊原町237、ＴＥＬ：0138-58-3361）の経営会社・（株）函館シーサイドカントリークラブ（遊佐克彦代表、同住所）が、令和5年（2023年）6月23日に函館地裁にて破産手続きの開始決定を受けたことが判明した。

　函館シーサイドＣＣ　ＵＲＬ＝http://www.hakodate-seaside-cc.com/　（表示方法）

　函館シーサイドＣＣ・地図（グーグルマップより）

　破産管財人には、野�ｱ渉弁護士（五稜郭法律事務所、函館市柳町9-14、ＴＥＬ：0138-33-1551)が選任されています。第1回の債権者集会は、函館地方裁判所において、令和5年9月7日に開かれる予定です。負債総額は約13億円。

　同ゴルフ場のホームページはトップページだけ残されており、「重要なお知らせ」と題し、6月23日付けで下記の通り案内されています。

　函館シーサイドＣＣは、昨年の2月に朝日コーポレーショングループからノザワワールドグループの合同会社ＮＷ函館に母体会社が交代したが、弊社既報通り、8月に発生した未曽有の豪雨災害により、止む無く営業を休止する旨を案内していた。

　今年の春以降も予約を受け付けず、コースによると「今年はゴルフ場の営業をしないことになりました。このためプレーの受付はしていません。今後については未定です」と話していたが、結局、再開の目処が立たなかったようですね。

　函館シーサイドＣＣの過去の経緯

　ちなみに、函館シーサイドＣＣ（1975年（昭和50年）7月開場）は函館空港から車で約10分に位置し、コースは松杉林に囲まれ下北半島、津軽海峡を望む丘陵地帯に展開する丘陵コース。

　函館シーサイドＣＣ・地図（グーグルマップより）

　＜ 参考資料 ＞

　北海道で閉鎖したゴルフ場（椿ゴルフ調べ）

　　　　　↓↓↓ 令和5年7月6日追加

　一季出版（株）（ＴＥＬ：03-5847-3366）発行のゴルフ特信によれば、管財人が今後、所有資産等の売却を進めていく上で、既に2,3社の企業が視察に見えており、管財サイドで用途は決められないものの、ゴルフ場であれば望ましいと考えているようだが、

　橋梁等の修復が必要で、ゴルフ場運営のプロが費用的に難しいと判断した状態なので、今のところこの先の用途はわからないと報じている。また、負債のほとんどが会員の預託金で、会員数は約800名という。