令和3年の首都圏ゴルフ場入場者、前年比13・47％の増加、延べ利用者数約3649万人

　一季出版（株）（ＴＥＬ：03-5847-3366）発行のゴルフ特信による調査で、令和3年（2021年、1月〜12月）のゴルフ場利用税に基づく、首都圏10県の入場者数が判明、延べ入場者数は3649万6251人（前年同期比433万1199人、率で13・47％増）と、10県全てプラスに転じたことが分かった。

　※東京都はデータ未公表のため除いております。

　集計ゴルフ場施設数は844コース（前年同期比2コース減）となり、長野県・静岡県で1コース減で、その他は昨年と同で変化はなかった。ただ、全国的に見れば、弊社でも報じているようにゴルフ場の減少傾向が鮮明になってきているようだ。

　参照資料 → 全国で閉鎖（完全・一時・一部）したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載

　※閉鎖ゴルフ場数は弊社の調査であって、ゴルフ特信とは若干違いがあるようです（あくまでご参考に）。

　一昨年前の2019年は新型ウィルスの拡大が大きく影響して、3月の-13・40％、4月-43・71％、5月-38・23％が全体の入場者数を大きく下げ、その後は徐々に回復傾向に転じ、9月の-9・91％を除いて全ての月でプラスに推移したものの、2020年（前年比7・34％の減少、延べ利用者数約3216万人）に入り、また減少傾向となっていた。

　ところが、コロナ禍でのゴルフ場は所謂「3密」を避けられる空間であることから、外出自粛で溜まりに溜まった鬱憤のはけ口を求めた結果、ゴルフが注目され、女性を中心にした若者世代のゴルフ人口が増加、それに伴い入場者数も増加になったようだ。なお、1施設当たりの平均入場者数は5万7887人（前年同期比5850人増、11・24％）となっている。

　県別（増減別）順は、

　　※利用税に基づく施設・入場者数での仮集計のため修正される可能性があります。

　令和3年（2021年）・首都圏10県の非課税者の入場者数

　同様に、一季出版（株）発行のゴルフ特信による調査で、令和3年（2021年1月〜12月）のゴルフ場利用税非課税（18歳未満、70歳以上）の首都圏10県（東京を除く、844施設）の入場者数が判明、延べ入場者数は845万9998人（前年同期比114万5860人、率で15・67％増）となった。

　令和2年（2020年）は、平成15年（2003年）4月に施行以来、初めて前年比減となってしまったが、再び増加に転じたようだ。なお、入場者数に対する非課税者数の比率は23・18％となっている。

　県別（増減別）順は、

　　※詳細データに関しましては一季出版（株）にてお聞きになって下さい。

　→ 2020年・首都圏ゴルフ場入場者、7・34％の減少、延べ利用者数約3216万人（一季出版調べ）

　　　 注）利用税に基づく施設・入場者数での仮集計のため修正されている場合があります。