三田ＳＹＳゴルフリゾート・令和元年12月31日をもって閉鎖

　「三田ＳＹＳゴルフリゾート」（27Ｈ、兵庫県三田市上本庄1215、ＴＥＬ：079-568-3311）は、12月31日をもってゴルフ場の営業を終了する旨を、下記の通りゴルフ場ホームページで11月26日に案内したことが判明した。

　三田ＳＹＳＧＲ　ＵＲＬ＝https://sanda-golfresort.com/（表示方法）

　三田ＳＹＳＧＲ（全長10,314Ｙ）は、中国自動車道・神戸三田ＩＣより18�q、新三田駅から車で約25分に位置し、丹波山系の美しい自然に囲まれた標高600メートルの高原コース。

　同ゴルフ場は、丸紅グループの「三田カントリー２７」の名称で平成8年4月に開場も、平成25年7月に丸紅（株）を分割会社として新設分割を行い、新設会社の全株式を（株）アイランドゴルフが同年12月に取得し傘下に収め、平成26年4月に「アイランドゴルフリゾート三田」にゴルフ場名を変更。

　その後、平成29年9月に韓国で家電量販店等を展開する韓国中堅財閥企業のＳＹＳホールディングス・グループに経営が交代し、ゴルフ場名を現名称に変更し現在まで経営されてきた経緯をもつ。また同グループはリージャスクレストＧＣ（平成5年9月開場、36Ｈ、広島県）も同時期に取得し、現在も経営している。

　アイランドゴルフから韓国系への経営交代に関しましては、弊社へも多くのメールを頂き、アイランド側と会員とで何かとトラブルも多かったようですが、その後、どうなったかは弊社でも把握できておりません（三田ＳＹＳに変わった当時から、売却や閉鎖の噂は出ていたようです）。

　→　三田ＳＹＳＧＲ・過去の経緯　

　リージャストクレストＧＣ　ＵＲＬ＝http://www.reguscrest.com/

　一季出版（株）（ＴＥＬ：03-5847-3366）発行のゴルフ特信によれば、ゴルフ場サイドの話として「ゴルフ場用地は売却済み。会員数は少ないが預託金の返還も終わっている」。跡地利用に関しては、買収した会社で太陽光発電を目指しているようだが、系統接続の承認などの関係からか、まだ発表はされていないと報じている。

　ちなみに、兵庫県で閉鎖したゴルフ場はこれまで7コース、三田ＳＹＳＧＲを含めこれで8コースとなったが、近畿地方（2府5県）では26コースとなる。その内の16コースがメガソーラーに転用となっている（弊社調べ、9ホールゴルフ場も含む）。

　＜参照資料＞

　　→　兵庫県で閉鎖（完全・一時・一部）したゴルフ場一覧

　　→　ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設

　　　　　↓↓↓ 令和3年8月5日追加

　三田ＳＹＳゴルフリゾートの跡地にパシフィコーエナジーがメガソーラー建設

　令和元年12月21日既報、同年末にゴルフ場を閉鎖した　「三田ＳＹＳゴルフリゾート」跡地利用に関して、”買収した会社で太陽光発電を目指しているようだ”とお伝えしたが、詳細が判明したので追加掲載させて頂きます。

　再生可能エネルギー発電を手掛けるパシフィコーエナジー（株）（松尾大樹社長、東京都港区六本木3-2-1、六本木グランドタワー37階、ＴＥＬ：03-4540-7830）が、同ゴルフ場跡地を利用して、8月より発電容量約121メガワットの大型太陽光発電所（三田太陽光発電所）の建設を開始する旨をと発表。

　パシフィコーエナジー（株）　ＵＲＬ＝https://www.pacificoenergy.jp/

　商業運転開始は2023年末を予定しており、年間約143百万ＫＷｈの発電量を想定、約18年間の売電期間中に約115万トンの二酸化炭素排出削減に貢献するという。同発電所の事業化にあたって（株）三菱UFJ銀行、三菱HCキャピタル（株）他から融資を受けている。

　パシフィコーエナジーは、同発電所を含め、これまで日本全国各地で計15件、合計容量約1293メガワット（直流ペース）の建設を行っている。

　発表元ＵＲＬ＝https://www.pacificoenergy.jp/news/detail/20210802/

　＊上記ＵＲＬページの最下部にあります「太陽光発電所の建設を開始」pdfファイルをご覧下さい。

　　　　　↓↓↓ 令和5年9月5日追加

　三田ＳＹＳゴルフリゾートの跡地 メガソーラー稼働、関西最大の121ＭＷ

　パシフィコ・エナジー（株）は、三田ＳＹＳＧＲ跡地で一昨年８月より 建設していた「パシフィコ・エナジー三田メガソーラー発電所」が、8月16日より運転を開始したと発表。総発電容量は約121ＭＷ（直流ベース）で関西地方最大の 太陽光発電容量という。