「福島カントリークラブ」(18H、福島県福島市松川町水原室沢45、TEL:024-595-2131)が、今年の12月15日をもって閉鎖されることが判明した。
福島CC URL=https://fukushimacountryclub.jp/(表示方法)
地元新聞の福島民有新聞(11月21日付)が報じたもので、閉鎖理由として施設の老朽化やここ数年の入場者数の減少などと報じている(ゴルフ場ホームページでの閉鎖案内はありません。降雪状況によっては閉鎖が早まる可能性もあるようです)。
弊社にも匿名さんから11月20日に ”福島CCは今年12月15日で閉鎖する旨の通知が会員に送られて来たそうです” とのメールを頂き、丁度確認作業をしていたところ、地元新聞が上記の通り報じたもの。
福島CCは、東北自動車道・福島西ICより9q、JR東北新幹線・福島駅から車で約30分に位置し、磐梯山、安達太良山、吾妻連峰などの名山に囲まれた標高500メートルの高原コース。
同ゴルフ場は、昭和48年(1973年)8月にゴルフ場経営大手の緑営開発(株)グループのゴルフ場として開場も、平成15年8月に緑営開発が民事再生法の申請し、アコーディア・ゴルフ(当時はゴールドマン・サックス・グループ)の傘下となった。
しかし、平成24年10月にアコーディア・ゴルフがOGIグループの(株)アイランドゴルフへゴルフ場を売却し経営交代したが、アイランドゴルフがゴルフ場事業から撤退。平成30年2月に鹿児島の酒造会社に売却しされ、経営会社が福島カントリークラブ(株)(本社=コース、大門康彦代表取締役)となり、3回の経営交代を経て現在まで運営されてきた経緯をもつ。
ちなみに、民事再生により会員の預託金は、退会会員は預託金を99・65%カットし残りの0・35%が一括弁済され、継続会員は、弁済額の0・35%が新預託金(10年据置)となっている。
なお、福島CCは名義書換(名変料:15万円、年会費:2・8万円=正会員、税別)を行っていたようだが、売買はほとんどなかったようだ。会員の処遇や跡地利用等に関しては現時点で不明。分かり次第に掲載させて頂きます。
福島県での閉鎖コースはこれまで22コース、福島CCを含めこれで23コースとなったが、そのほとんどがメガソーラーに転用となっている。東日本大震災による原発事故が原因での閉鎖も数多く有り、何とも言えない気持ちである。
<参照資料>
→ 福島県で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧
↓↓↓ 令和元年11月22日追加
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信により、昨年10月から経営会社・福島カントリークラブ(株)の代表者が、城里GC、袋田の滝CC(共に茨城県)等の運営や再生可能エネルギー関連事業、土木建築業、林地開発、太陽光売電事業を営む(株)ノザワワールド(茨城県ひたちなか市馬渡西谷津3846、TEL:029-271-1116)の野澤敏伸社長に交代していたことが分かった。
(株)ノザワワールド URL=http://www.nozawaworld.co.jp/
また、ゴルフ場の話として、400名ほどに減っていた会員には預託金を返還する方針というが、跡地利用については対外的に明らかにしていないと報じている。
↓↓↓ 令和3年1月12日追加
ノザワワールドがメガソーラーを建設
事業所名は、「NW福島CC太陽光発電所設置事業 (仮称)」とし、最大出力は35MW、事業面積は約60万平方メートルの予定。早ければ2024年の運転開始を目指しているという。ノザワワールドが自社ホームページ及び地元新聞が報じたもの。
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