津川カントリークラブ・ゴルフ場を閉鎖

　「津川カントリークラブ」（昭和53年5月開場、18Ｈ、新潟県東蒲原郡阿賀町田沢1774-1、ＴＥＬ：0254-92-4600）が、平成30年のシーズンオフをもってゴルフ場の営業を終了したことが判明した。

　津川ＣＣ　ＵＲＬ＝http://tsugawacc.jp/（表示方法）

　今年の1月に弊社に寄せられた匿名様からのメールで判明したもので、「津川ＣＣは閉鎖しました。新たな譲渡先を探しているようですが難しいようです。地元紙、新潟日報に記事が数日前に掲載されてます」のメールを頂きました。

　地元紙の確認は取れませんでしたが、2月25日に電話を入れたところ、電話に出られた女性の方は「閉鎖は事実です、もうゴルフ場として営業することはないです。その後はどうなるか聞かされておりません」と話していました。会員や利用者には伝えているという。

　詳細は不明ですが、分かり次第に掲載させて頂きます。

　ちなみに、津川ＣＣは平成13年7月3日に経営会社のダイヤモンド観光（株）（菅波豊代表取締役社長）が新潟地裁へ民事再生法を申請（負債約25億円）。平成14年3月26日に再生計画案が可決し同日同地裁より認可決定を受けている。

　会員への弁済条件は、退会会員には預託金額の2％を平成17年〜23年までの分割弁済。継続会員は預託金額10万円に付き1株の無額面優先株式を取得し譲渡可の株主会員となるというもの。

　なお、新潟県でのゴルフ場閉鎖は津川で4コース目。平成12年末に「笹神ケイマンゴルフパーク」（北蒲原郡笹神村大字笹岡字葉山1956-82）が閉鎖。用地は競売にかけられ東京一部上場で機械・プラント・資材などの国内販売と貿易取引を事業内容としている東京産業（株）が落札し、現在は発電規模2万3546ＫＷのメガソ−ラーが建設されている。

　また、「ルーセントＣＣ」（東蒲原郡阿賀町綱木4575）が平成24年7月頃から電話不通でゴルフ場も閉鎖状態であることが判明、ゴルフ場保有会社の（株）グリーンハイツとも連絡とれず夜逃げ状態。

　平成27年6月18日にゴルフ場用地が競売になるも落札者なし、2回目の同年9月8日に日本ハムグループのニイブロ（株）が「1億7561万円」で落札、跡地は養鶏場にする計画という。

　その他には、「アイビスＧＣ」（東蒲原郡阿賀町両郷甲3303）は30年4月から音信不通状態になっており、近隣ゴルフ場の話では「ゴルフ場には誰もいないみたいですよ」とのこと。同ＧＣのオーナーは新たなスポンサーを探して営業再開を模索したが不調に終わり、県ゴルフ連盟に退会届を提出し受理されたようだが、その後に関しての詳細は不明となっています。

　実は、前述の「近隣ゴルフ場の話」というのが津川ＣＣで、アイビスＧＣとは直線距離で約4・5�qしか離れておらず、磐越自動車道を挟んで両ゴルフ場は北東と南西に位置する。津川ＣＣは、磐越自動車道・津川ＩＣより20�q、ＪＲ磐越西線・津川駅から25分に位置し、雄大で変化に富んだ山々に囲まれてすべてのコースが林帯でセパレートされた戦略性の高い山岳コース。

　津川ＣＣとアイビスＧＣの位置関係（グーグルマップより）

　参考までに、津川ＣＣの会員権相場（名義書換料5万円、年会費0・9万円＝正会員、税別）は、10万円の売りに対して買いは”ゼロ”と低位で低迷していたようです。

　　参照資料　→　全国の閉鎖ゴルフ場（完全・一時・一部）一覧・都道府県別に掲載