「秋田プレステージゴルフ倶楽部」(18H、秋田県由利本荘市岩城二古宇繋46-1、TEL:0184-74-2121)は、11月30日をもってゴルフ場を閉鎖した旨を、下記の通り同GCのホームページで案内したことが判明した。
秋田プレステージGC URL=http://www.prestigegolf.co.jp/ (表示方法)
ゴルフ場閉鎖のお知らせ
秋田プレステージゴルフ倶楽部
スタッフ一同
お客様へ
拝啓 時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別なるご厚誼にあずかり、厚く御礼申し上げます。
去る11月7日に理事会が行われ、急な話ではございますが今年の11月30日で当ゴルフ倶楽部を閉鎖することに決定致しました。会員の皆様には預託金を返還させていただきます。
これまで秋田プレステージゴルフ倶楽部として10年間、ご愛顧いただきました事に深く御礼申し上げ、お世話になりました皆様方の益々のご健勝を祈念させていただきます。
敬具
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同GCは、地元新聞社が中心となり昭和50年に岩城CCとして開場後、平成2年に地産グループが買収しチサンCC秋田として同4年5月に再オープンも、平成14年8月に(株)地産が会社更生法の適用を申請し、ローンスター(LS)グループの傘下となっていた。
(株)パインランド URL=http://pineland.co.jp/
しかし、平成17年3月に不動産の売買・賃貸及び仲介等を行う(株)パインランド(大阪市中央区谷町1-5-6、TEL:06-6947-0066、松島裕二郎代表取締役)に売却され、秋田プレステージGCの名称でこれまで営業されてきた経緯を持つ。
→ 秋田プレステージGCの過去の経緯
閉鎖理由は、天候不順(大雨で崖崩れ)や採算性(近隣ゴルフ場への客離れ)という。会員(約800名)には年内に預託金返還等に関しての対処を行う予定らしい。
同GCは、秋田駅から車で約40分に位置し、日本海と鳥海山を望む小高い丘に作られた丘陵コース。豪快に伸び伸び打っていけるホールがあり、気分の良いゴルフが楽しめるゴルフ場として人気があったようだ。12月15日現在の会員権相場(名変料10万円、年会費1・2万円=各税別)は、30万円売りの買いは”相談”となっている。
今後は、メガソーラー等の多目的として転用されるか、他社に賃貸等を行いゴルフ場として運営されるか、現時点では決まっていないようだ。ここのところ、ゴルフ場の閉鎖が全国的に目立つが、何とかゴルフ場として運営する企業が継承してほしいものである。
↓↓↓ 平成27年11月5日追加
秋田プレステージGC跡地に、ドイツ企業の日本法人がメガソーラー計画
ゴルフ場としての再開ならず! 昨年11月30日をもって閉鎖した「秋田プレステージゴルフ倶楽部」(秋田県由利本荘市岩城二古字繋46-1)の跡地(約149ヘクタール)に太陽光発電所(メガソーラー)の建設を計画していることが判明した。
建設を計画しているのは、ドイツ系のフォレスト・テベロップメント・パートナーズ社の日本法人・フォトボルトジャパン合同会社(東京都)で、同用地に約15万6千枚の太陽光パネルを設置、最大出力3万9000KW、年間発電量は約4100万KWh(一般家庭約1万1400世帯分の消費電力に相当)を想定し、由利本荘市全世帯の4割をカバーする計算になるという。
Photovolt Development Partners GmbH、本社:ドイツ、社長:ピーター ・ ゲャルストマン
事業所名は「由利本荘市ソーラーパーク」で、新設する特別目的会社が運営を行うようだ。ちなみに、ゴルフ場を運営していた大阪の不動産会社によると、土地は既に売却済みという。
参考までに、ドイツ法人は長崎県佐世保市宇久島で、京セラ、九電工、オリックス、みずほ銀行と協力して 世界最大となる最大出力430MWの営農型太陽光発電事業を進めることで昨年6月に基本合意している。
太陽光発電事業合計で約630万m2(東京ドーム約134個分)と島面積のおよそ4分の1に相当、年間発電電力量は約50万MWh(一般家庭約13万8,800世帯分の年間消費電力量に相当)という。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成30年12月14日追加
由利本荘市ソーラーパークが完成し10月末に稼働開始
秋田プレステージGC(秋田)跡地のメガソーラー(大規模太陽光発電所)「由利本荘市ソーラーパーク」が10月末に完成し、稼働していることが判明。事業会社は再生可能エネルギー関連事業などを手掛ける「合同会社伊東ソーラーデベロップメント」で、最大出力は3万1680KW。
既報通り、同メガソーラーはドイツ系のフォレスト・テベロップメント・パートナーズ社の日本法人・フォトボルトジャパン合同会社が京セラコミュニケーションシステム(京都市)との協力で、、閉鎖した同ゴルフ場の跡地(約149ヘクタール)を利用して平成29年3月に着工、今年7月末に完成させたもの。
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