タートルエースゴルフ倶楽部、預託金返還策を会員に提案

　国内に10コースを運営する大和ハウスグループは、三重県のタートルエースゴルフ倶楽部（平成4年開場、18Ｈ、亀山市山下町1055、ＴＥＬ：0595-83-1212）は、6月1日から名義書換えを停止し、平成29年に迎える2度目の預託金返還に関して、このほど会員に案内したことが判明した。

　タートルエースＧＣ　ＵＲＬ＝http://www.daiwaroyalgolf.jp/turtleace_gc/

　同ＧＣは、平成19年に正会員の新預託金額を480万円と定め、会員権の分割や差額の預託金（2640万円等）の返還などを行ったが、3年後の平成29年に迎える預託金の据置期間に対し、返還対策として下記の通り会員に案内したもの。

　　�@ 正会員＝預託金を60万円にし、差額を返還（480万円→420万円を返還）

　　�A 平日会員＝預託金60万円にし正会員へ移行（250万円→190万円を返還）

　　�B オプションとして、1口にプラス3口まで入会金なしで正会員権を発行

　　�C いずれも選択せず、平成29年の満期時に全額返還する

　会員は計366名、その預託金総額は17億6990万円。

　同ＧＣは会員数を1088名と規定しており、今回の案内で規定を下回ることが明確になった場合は、正会員を90万円（預託金60万円、入会金30万円＝税別）で募集することも検討しているようだ。

　ちなみに、大和ハウスグループはこれまでにシプレＣＣ（奈良県）、アローエースＧＣ（栃木県）など、新預託金を決めて差額を返還してきている。

　大和ハウスグループゴルフ場　ＵＲＬ＝http://www.daiwaroyalgolf.jp

　シプレＣＣでも書きましたが、預託金返還に応じきれず、法的整理に入るゴルフ場が多い中、同グループゴルフ場のように経営母体がしっかりしており（経営責任を果たす）、預託金返還に素直に応じてくれるゴルフ場は羨ましいものである。

　　　　　↓↓↓ 平成26年6月18日追加

　6月1日から名義書換を停止し、個人・法人正会員の新規募集を開始した。募集金額は92万4000円（入会金32万4,000円、預託金60万円＝据置期間なし）で定員300口。年会費は3万2,400円、入会条件は年齢20歳以上で、募集窓口は同倶楽部。

　同倶楽部によると、回答の中で退会（全額返還）を表明する会員が60名程度になったことから、残る会員すべてが１口にプラス3口の正会員権を発行しても、規定会員数1088名を下回ることから、計画通り募集を始めたとしている。