JC-NET(11月22日付)によると http://n-seikei.jp
掲載元URL=http://n-seikei.jp/2012/11/post-12582.html
ゴルフ場所有の (株)定山溪ゴルフ場(北海道札幌市南区真駒内280、代表:高橋松一郎)と関連でゴルフ場運営の札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(同、理事長:同)は11月22日、申請処理を神戸俊昭弁護士(電話011-241-7770)に一任して、札幌地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。
負債額は合計で約20億円。
昭和40年7月に設立の(株)定山溪ゴルフ場が、札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(18H、昭和41年開業)を所有、札幌南ゴルフクラブ駒丘コースが、同ゴルフ場を借り運営していた(実質一体)。
同ゴルフ場は古いが、札幌南ゴルフクラブ駒丘コースは、バブル時代に会員を募り資金を集め、クラブハウスを改築していた。そのため、会員権預託金の償還期を迎え、ゴルフ場側は償還期延長を決定したものの会員から償還訴訟を起こされた。
同ゴルフ場は、不景気で閑古鳥が鳴き、集客不足から平成22年12月期の売上高は約2億5千万円まで落ち、償還訴訟に耐えられるものではなく、今回の事態に至った。
・・・・ ここまで ・・・・
札幌南GC http://www.sapporominami.jp
札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(昭和41年5月開場、18H、北海道札幌市南区真駒内280、TEL:011-584-8131)のホームページでは下記のように紹介されている。、
『 札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(旧定山渓カントリークラブ・駒丘コース)は、陳清水が設計し、昭和41年5月10日開場。札幌中心部から18kmの近距離に位置し、標高230m内外に展開する戦略性に富んだ18ホールズ丘陵コースです。恵庭岳など近郊の山々を一望出来るロケーションの中でのプレーは爽快そのものです 』
また、11月18日をもって今シーズンの営業が終了した旨と、”11月21日より冬期事務所が移転いたします”と案内されており、新住所は「札幌市中央区北12条西20-1-10 カネシメ冷蔵(株)内、TEL: 011-590-1701」となっている。
ちなみに、本日現在の会員権相場は10万円売りの買いは相談も、名義書換は停止中となっている。会員数は約1500名強。
↓↓↓ 平成24年11月26日追加
北海道リアル Economy(11月22日付)によると http://hre-net.com/
掲載元URL=http://hre-net.com/keizai/golf/6003/
(株)定山渓ゴルフ場の代表である高橋松一郎氏はカネシメ高橋水産会長で、札幌南GC駒丘Cは旧駒丘CC時代から北海道拓殖銀行との関係が濃く、拓銀破綻後に営業を引き継いだ北洋銀行がその関係も引き継ぎ、武井正直頭取や横内龍三頭取が同CC理事長を務めてきた。昨年、高橋会長に代わったという。
今後は、スポンサーとして高橋水産が名乗りを上げるものと見られているが、同コースの会員は預託金訴訟を数多く(20件以上)起こしたことでもわかるように経営には厳しい対応で臨むことが考えられ、預託金カットをした上で、再び現代表、理事長の出身会社がスポンサーになることには会員の抵抗が大きい模様。
新たなスポンサーが現れる可能性もあり、民事再生による再建は険しい道のりになりそうだ。なお、北洋銀は別除権債権としてカットの対象にはならないと見られるようだ。
ちなみに、負債額は約13億円で、うち会員の預託金債権は約10億円程度となっている。
↓↓↓ 平成24年12月4日追加
同年12月4日、札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(札幌市南区真駒内280)及び同ゴルフ場所有の(株)定山溪ゴルフ場(住所同)は、民事再生手続き開始決定を受け、同日札幌地方裁判所民事第4部より監督委員による監督命令を受けた。
監督委員には、津田秀太郎弁護士(弁護士法人ほくと総合法律事務所札幌オフィス、札幌市中央区大通西10-4-16 ダンロップSKビル7階、TEL:011-207-1060)が選任されている。
なお、再生債権の届出期間は平成24年12月20日まで、再生債権の一般調査期間は平成25年1月11日〜同年1月25日までとなっている。
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