『東証一部上場の(株)東京ドーム(林有厚社長、東京都文京区)は平成18年9月28日、ゴルフ場など減損対象事業の事業譲渡による撤退を決めたと発表した。撤退時期は来年4月を予定している』と、報じたが、
平成19年2月23日、系列の5コースのゴルフ場事業を外資系のモルガン・スタンレー・グループに売却すると発表した。4月下旬には譲渡契約を締結し、5月31日にモルガン・スタンレー・グループが運営するモルガン・スタンレー不動産ファンドに引き渡す。
前述の5コース意外にも、舞子後楽園スキー場&ホテル(新潟)、城島後楽園の遊園地、ホテルも売却する模様。
同グループは、系列の(株)セントレジャー・マネジメント(名古屋市、筒井敏孝社長)が亀山GC(三重)、千葉グリーンパークCC(千葉)等5コースを運営しており、今回買収するゴルフ場も同社が行う予定という。
ちなみに、5コースの内3コースはパブリック制だが、札幌後楽園(会員約670名)と城島後楽園(411名、平均預託金額約120万円)は会員制。
会員制の札幌後楽園CCと城島後楽園CCの会員には、東京ドームが預託金の全額を返還し、クラブは解散する模様。なお、売買代金に関しては不明だが、セットで90億円という噂も。
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