徳島県などが出資する第三セクターのゴルフ場運営会社をめぐり、県民の男性が平成15〜19年度の株主総会資料開示を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は22日までに、県の上告を退ける決定をした。
提訴後も県が開示を拒んだ部分の大半を開示するよう命じた一、二審判決が確定した。
決定は14日付。一審の徳島地裁は従業員の給与や年齢、平均勤続年数、変更した定款などの情報について「会社の利益が害される危険性は認められない」と判断し、個人を特定できる内容を除き開示を命令。二審高松高裁も支持した。
産経新聞 参照元 URL=http://sankei.jp.msn.com/region/news/111023/tks11102302290000-n1.htm
一、二審判決によると、男性は20年6月に開示請求。県は営業報告書など当初非開示とした資料の多くを一審係争中の21年9月に開示していた。
・・・・ ここまで
椿ゴルフ追加
コート・ベール徳島GC URL=http://cvt.co.jp
経営:株式会社 コート・ベール徳島 徳島県阿南市那賀川町みどり台1-1
TEL:0884-42-3441 平成7年7月21日開場
六車 洋二郎代表取締役社長
訴えていたのは、市民の立場から行政機関を監視するオンブズマンの「オンブズマン徳島ネットワーク」の島上一郎代表で、訴えられたのはコート・ベール徳島ゴルフクラブ(平成7年開場)を経営する(株)コート・ベール徳島の株主でもある徳島県で、地方自治体の上告を10月14日に棄却したもの。
島上代表は、「(株)コート・ベール徳島には徳島県と阿南市で96%以上の株式を保有しており、徳島県民の監視下に置かれている以上、適正な運営が確保されるペきで、公文書の積極的な開示が必要」と主張。
また、「公金を使ってゴルフ場を建設し、その後50億円の減損処理をするなどしており、徳島県知事と那賀川町長(三セクの株主、現・阿南市)は特別背任にあたる」とも訴えていたという。
ゴルフ業界の低迷で、赤字経営となっている三セク経営のゴルフ場も多い中、預託金や協力金の名目て、会員を募ったゴルフ場はその返還問題を抱え、すでに法的整理を行ったところも多いようだ。
→ 鶴岡市の赤川市民ゴルフ場、三セク会社・赤川スポーツランド(株)解散へ
今後も三セクゴルフ場を巡るトラブルや事件等は増える可能性が大きい。
|