北海道ロイヤルゴルフ倶楽部あつまコース(9H、北海道勇払郡厚真町高丘5-3、TEL:0145-29-5277)の経営会社・あつまリゾート(株)(住所=コースと同、光澤康憲代表)は5月18日、債権者から破産を申し立てられ、札幌地裁から破産手続開始決定までの間の保全管理命令(札幌地方裁判所民事第4部(平成23年(フ)第1223号)を受けたことが判明した。
申請代理人は辰野久夫弁護士(辰野・尾崎・藤井法律事務所、大阪府大阪市中央区今橋4-3-18 HK今橋ビル9階、TEL:06-6209-8880)で、保全管理人は窪田もとむ弁護士(弁護士法人ほくと総合法律事務所 札幌オフィス、札幌市中央区大通西10 ダンロップSKビル7階、TEL:011-207-1060)。
同GCは平成7年に(株)シャトーヴェール(27H計画、旧・シャトーヴェールCC)からゴルフ場開発事業を引き継いだあつまリゾート(株)が、平成12年に9ホールをパブリック制で仮オープンさせたが、経営難から14年5月20日に閉鎖し、その後17年にに経営立直しを図り再開させた。
当時の詳細は不明だが、工事代金の支払いなどをめぐり事業者であるあつまリゾートがミズノスポーツとの裁判に敗訴し、控訴を断念したために判決が確定し、そのために資金難となり撤退表明したと「平成14年 第2回厚真町議会定例会」に掲載されていた。
同GCの用地は同社の所有だが、同GCの建設に関わったミズノが、20億円以上の抵当権を設定しているという。そのミズノが破産を申し立てたもの。
尚、同GCは山奥でアクセスも悪く、地元住民が利用も月数名程度がプレーするだけという状態。
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