双葉繊維工業(株)(資本金4000万円、太田市西長岡町1524、代表者田中秀和氏、従業員67名)は、4月13日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は、松田耕治弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、電話03-6212-5500)ほか4名。監督委員には水澤恒男弁護士(東京都新宿区新宿1-9-3、電話03-3226-4601)が選任されている。
当社は、1949年(昭和24年)3月に設立され、洋服の販売事業、ボーリング場の運営事業、パチンコ店の運営を展開。その後、74年10月、「太田双葉カントリークラブ」(天王コース、御所ノ入コース、愛宕コースの合計27ホール)をオープンした。
また、同年12月からは住宅建築事業を、翌75年5月からは冠婚葬祭事業など多角的に事業を展開。これまで約6億円弱の年売上高を維持していた。
しかし、84年に償還期限を迎えた預託金の償還問題や金融機関に対する借入金の返済が大きな経営上の課題となっていたところ、昨年の猛暑の影響により来客数が減少、売り上げが激減したことで資金繰りが悪化し、今回の事態となった。
負債は約48億円。
名義書換は当分の間、停止にするそうです。
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尚、太田双葉CC自社HPにおいて、トッピックス・ニュース「民事再生に関するお知らせ」の中で、開始決定後のスケジュール等、詳細情報を随時提供しておりますので、ご覧になって下さい。
↓↓↓ 平成23年8月2日追加
ホームページ上で公開している「再生計画案に関するQ&A」を見る限り、スポンサーは不動産業の(株)KTCリゾート(神奈川県横浜市戸塚区)のようで、会員への弁済条件は(未納年会費納入を条件に)、
退会会員へは、預託金額面の97%カット後の3%を再生計画認可決定が確定した日の翌日から5ヶ月以内に一括弁済し、継続会員は預託金額面を96%カットし残り4%が新預託金(10年据置)になる内容のようです。
また、クラブハウスの改装も予定しているが、詳細は不明です。
尚、計画案の賛否を問う債権者集会は、9月中旬頃に開く模様。
↓↓↓ 平成23年8月12日追加
スポンサーの(株)KTCリゾート(旧・新一開発(株)、白石和人代表、横浜市戸塚区)は、双葉繊維工業(株)が減資後に発行する株式を取得し子会社にする。同社関連会社は初穂CC白沢高原開発コース(群馬県)も傘下にしており姉妹コースとなる。
名義書換は、計画案認可確定後に以前と同じ名変料(31・5万円)で行われる模様で、計画案の賛否を問う債権者集会は、9月21日(9月13日締切の書面投票と併用)に開かれるという。
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