(株)江刺カントリー倶楽部(資本金1000万円、奥州市江刺区田原字深沢54-1、代表市川勝俊氏)と(株)盛岡南ゴルフ倶楽部(資本金1000万円、花巻市石鳥谷町戸塚第2地割13-1、同代表)は、12月16日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は服部弘志弁護士(東京都港区虎ノ門1-13-3、電話03-3580-0123)。
(株)江刺カントリー倶楽部は、1986年(昭和61年)4月にゴルフ場メンテナンス事業を展開する(株)市川造園土木(東京都練馬区)のグループ企業の1社として設立。
95年6月にオープンした「江刺カントリー倶楽部」(同所、27H)のほか、同ゴルフ場敷地内にある「江刺ロイヤルホテル」(63室)の経営を手がけ、98年3月期には年収入高約5億9700万円をあげていた。
しかし、バブル崩壊後は集客減と周辺ゴルフ場との価格競争などから2010年3月期の年収入高は約2億9000万円にダウン。慢性的な赤字決算から債務超過状態となっており、自主再建を断念した。
(株)盛岡南ゴルフ倶楽部は、1979年(昭和54年)9月設立。(株)市川造園土木のグループ企業として、88年にオープンした「盛岡南ゴルフ倶楽部」(同所、27H)の経営を手がけ、97年7月期には年収入高約7億5400万円をあげていたが、その後は収入減に見舞われ、2009年7月期の年収入高は約3億4000万円にダウン。
(株)江刺カントリー倶楽部とともに自主再建を断念した。
負債は(株)江刺カントリー倶楽部が約54億円、(株)盛岡南ゴルフ倶楽部が約33億円で2社合計で約87億円。
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