今年2月5日に民事再生法を申請した出雲空港カントリー倶楽部の経営会社・三セクの(株)出雲空港カントリー倶楽部(吉田稔社長)は、スポンサー型の再生計画案をまとめ、このほど会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
スポンサー先は市川造園グループの(株)市川ゴルフ興業(東京都、市川金次郎代表取締役)。同社は100%減資後、(株)市川ゴルフ興業に新株発行を行い、同興業の100%子会社として事案を再生する計画案で、弁済原資は同興業からの1億6000万円の借入金で賄うという。
退会会員等に対して弁済率は預託金額の1・5%(認可決定確定後3ヶ月以内に弁済)。
継続会員の弁済率は1・3%、その内の100円を新預託金(据置期間なし)とし、それ以外の残額は退会会員と同じ条件で弁済する(滞納年会費は弁済金と相殺し、不足金が出れば100円と不足金をを納入する)。但し、平成23年度から27年度の年会費は免除される。
100円でも預託金が残れば、「プレー権+預託金返還請求権」が継続され、売却損による損益通算は可能で税金の還付を受けることが出来ます。(参照=国税庁の見解)
再生債権額は72億5973万円余(債権者数1127名)、内預託金債権は54億1002万円余と自認債権4億490万円含め58億1492万円余。
山陰合同銀行が有する別除権付き債権は、弁済を受けることができない部分(別除権行使により)を一般再生債権とし、3千万円以下は一般債潅と同、3千万円超は協議の上、0・3%以下の範囲内で弁済する模様。
尚、債権者集会の決議は7月6日の予定。
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平成23年2月8日付けで、(株)出雲空港カントリー倶楽部は東京地裁から再生手続終結決定を受ける
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