東千葉カントリー倶楽部・更正計画案の提出期間を伸長

　東千葉カントリー倶楽部（オリックス・ゴルフ・マネジメント（株）（ＯＧＭ）がスポンサー先に決定）の経営会社・（株）東千葉カントリー倶楽部は、更生計画案提出期間（昨年12月22日）を2月26日に伸長したことが判明。

　更生管財人の綾克己弁護士は、「ＯＧＭとスポンサー契約を昨年10月3日に締結した。抵当権も11月13日に（株）ジャパンゴルフインベストメン卜（ＪＧＩ）から、オリックス・ゴルフ・インベストメント合同会社（ＯＧＭ関連会社）にＪＧＩ有する債権が譲渡された旨を報告。

　オリックスからの支援額は33億円（設備投資額6億円別途予定）で、債権処理費用を差引くと10億円強になり、それから本税6・5億円と延滞税7・3億円含め14億円弱の税金、会員ヘの弁済金を捻出することになる。それには延滞税等の免除が必要（提出期間伸長の理由）で今後協議していく模様。

　なお更正計画案提出後の決議は、4月末〜5月上旬を期限（書面投票・関係人集会開催は未定）として行う予定。

　東千葉カントリー倶楽部の経営会社・（株）東千葉カントリー倶楽部の管財人は、会社分割方式での会社更生計画案（決議は5月25日期限の書面投票）をまとめ、先ごろ会員を含む一般債権者に配布した。

　オリックス・ゴルフ・マネジメント（株）（ＯＧＭ）から33億円のスポンサー支援を受け、残額5・41億円と予想余剰資金0・14億円（更生担保権や優先的更生債権を除く）から債権者ヘの弁済に充てる計画。

　弁済条件に関しては、預託金78・5％カット後の21・5％を会社分割日から2ヶ月以内に一括弁済、継続会員は21・5％が新預託金（10年据置）になり、ＯＧＭ発行の新会員券を取得し、同ＣＣのプレー権を得ることになる。

　会員ヘの弁済資金が確保できたのは、関係自治体との協議で7億円強の延滞税免除の同意を得られたからと話している。

　尚、ゴルフ場名も「東千葉カントリー倶楽部」→「東千葉カントリークラブ」に変更し、（株）東千葉ＣＣは会社分割期日の翌日に解散し清算される模様。

　5月31日、会社更生手続中の東千葉カントリー倶楽部の経営会社・（株）東千葉カントリー倶楽部は、東京地裁から更生計画認可決定を受けたことが判明。

　5月25日を期限とした書面投票の結果、更生担保権では100％の賛成、更生債権では85・79％の賛成で可決要件を満たし、スポンサー契約を結んだオリックス・ゴルフ・マネジメント（株）（ＯＧＭ）の支援で再建を図る更生計画案が決議のたもの。

　弁済率等は既報通りで、預託金78・5％カット後の21・5％を会社分割の日から2ヶ月以内に一括弁済、継続会員は21・5％が新預託金（10年据置）になる。

　また同ＣＣは、クラブハウスの内装工事等も完了、5人乗りの電磁同カートを導入して営業している。

　オリックス・ゴルフ・マネジメント（株）（ＯＧＭ）傘下として再スタートを切る予定の東千葉カン卜リー倶楽部（ＴＥＬ：0475-54-2681、22年5月31日に更生計画案が認可決定）は、12月1日から名義書換を再開、名変再開前に新証券を発行することが明らかに。

　名変料は書換促進キャンペーン（来年5月31日まで）として、

　　正会員：105万円 → 73万円

　　平日会員：52・5万円 → を36・7万円

　6月29日付けで認可決定確定、債権額21・5％が9月末に会員を含む債権者に弁済される予定。

　会社分割後、新設会社・東千葉カントリー倶楽部（株）（資本金1000万円）にゴルフ場事業を移行し、倶楽部名も「東千葉カントリークラブ」へ変更する予定となっている。

　東千葉カントリークラブ（倶楽部をクラブに変更、ＴＥＬ0475-54-2681）を取得したオリックス・ゴルフ・マネジメント（株）（ＯＧＭ）は、8月4日から運営開始したと発表。

　6月29日に経営会社・（株）東千葉カントリー倶楽部の更生計画認可決定確定、予定通り会社分割を行って8月2日にゴルフ場事業を移行、ＯＧＭの傘下となったもの。

　同社は関東エリアで14コース、全国で39コースのゴルフ場運営を行い、ゴルフ施設（2ヶ所の練習場含む）は41施設に。尚、（株）東千葉カントリー倶楽部は（株）ＨＣＣに商号変更後、清算手続きを行う予定。