ゴルフ界の帰趨を決める要素には、各ゴルフ団体の動向や大手ゴルフ場企業の動向がある。
ゴルフ界は地球環境間題、特にCO2の問題が取り上げられた時点で、ゴルフ場は地球環境に優しい施設であることをアピールした。さらに、支配人会やGGG、NGKなども環境間題をテーマに活動を開始し、各ゴルフ場も積極的に取り組み始めた。
ゴルフ場は、多くの用地を利用しており自然も豊かだ。この特性を生かせば、地球に優しいというアピールだけでなく、環境の改善など積極的に利用でき、それを事業化することも可能だ。環境の視点でゴルフ場運営を目指すことも必要で、ゴルフ団体もそれを継続して支援すべきだ。
一方、大手ゴルフ場企業はゴルフ界をある程度リードできる位置にある。環境問題もそうだが、ゴルフ界の発展のためにそのカを遺憾なく発揮することを期待したい。
特に、日本のゴルフ場の1割を系列下に持つ外資系ゴルフ場企業2社は、協力し全国のゴルフ場に有意義な情報の発信や、他のゴルフ場に対しても経営面等の新提案をするなどで、ゴルフ振興に寄与することを期待する。
▼ ゴルフ業界は創意工夫でデフレ圧力の克服を
▼ 料金高い、オヤジくさい等のイメージを一新へ
▼ 環境問題は継続の課題、ゴルフ場の特性も生かせる
▼ 倒産・経営交代のゴルフ場の減少は今後も続く
▼ 会員権相場は低迷続く、個人ニーズの掘り起こし必要
▼ 用品業界はカジュアル化をさらに進めた商品開発を
|