既報で、三本木ゴルフクラブ(旧・ザ・仙台G&CC)が仙台地裁で競売(入札期間11月4日〜11日、開札が18日、売却決定日24日)に付されていると報じたが、12月2日に確定し同クラブキャプテンの徳永正夫氏(大崎市の徳永整形外科病院長)の関連会社が落札(1社のみ、約1億9千万円で)したことが判明した。
→ ザ・仙台G&CCの過去の経緯
今後、関連動産の引受けや落札代金の払い込みを行い、来年1月中旬までに出資に応じた地元会員中心の医師達(15人)で運営委員会を構成し、運営体制を整えて行く模様で、従業員も原則継承し、会員のプレー権も年会費納付を条件に保障するという。
同ゴルフ場のこれまでの経緯は既報通りで、
・所有会社・東洋観光開発(株)が母体会社の事実上倒産(平成4年末)
・その後別会社が貸借して営業
・平成16年8月に競売開始決定が出て、初回の15億円からその後度々競売(入札者ゼロ)
・平成19年末に当時の運営会社・ザ・仙台G&CC(株)も撤退し閉鎖
・平成20年1月、会員有志が「ゴルフ場を守る会」を結成し、新運営会社・(株)三本木ゴルフクラブ
を設立して、東洋観光開発(株)からゴルフ場を借り受け営業再開
今回の競売では売却価額も安くなったことで、会員でもある医師達でゴルフ場を取得しようと地元医師達に協力を呼びかけていたという。伊東市男理事長は「今後はドクターが運営するゴルフ場として健康運動指導、血圧測定等、健康とゴルフをテーマにクリーンな運営を行いたい」と話している。
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