宮城県大崎氏市三本木にある「ザ・仙台ゴルフ&カン卜リークラブ」((旧・三本木CC、昭和50年開場、TEL:0229-52-3730)だが、記載の電話にかけても全く通じず、昨年12月にクローズして以来、営業が休止状態にあることが、地元の業界関係者等の話で分かった。
同ゴルフ場は平成16年8月に競売開始決定が出て、初回の15億円からその後度々競売にかけられ、19年には7億円で買い意欲を見せていたファンド会社もあったようだが、施設の老朽化や暴力団関係者との取引も指摘され、入札者はなかったという。
同GCの所有会社は東洋観光開発(株)だが、母体会社が昭和62年末にホテル経営等を行っていた振興開発(株)に変更、ゴルフ場の用地・施設を担保に金融機関から資金の借り入れをおこしたが、平成4年末に二度の不渡りを出し事実上の倒産。これら債権が整理回収機構等に移り、平成16年8月に仙台地裁古川支部で競売開始決定となった。
ゴルフ場は、ザ・仙台ゴルフアンドカントリークラブ(株)が10年位前から東洋観光開発(株)から賃借する形で営業を行っていたか、業績も悪く撤退を決めていた模様。
従業員での営業再開も検討しているようだが、支援先がなければ難しいとの観測もあるようだ。
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