一季出版(株)発行のゴルフ特信(東京都台東区浅草1-9-13、TEL:03-3864-7821)調査によると、平成20年度の国内ゴルフ場売買価格が判明したコースは延べ50コース(P4コース)で、1コースの単純平均売買価格(成立、不成立関係なく)は、7億3989万円となり、前年度(69コース、12億1903万円)比で39・3%も暴落していることが判明した。
ゴルフ場価格、平成20年度(20年4月〜21年3月)調査
任意売買代金、営業譲渡代金、法的整理時のスポンサー拠出金、競売価額、不動産鑑定価額、
簿価等を含む
成立した40コースでは、
・1コース平均価格は8億3650万円で(前年度13億4822万円)、38・0%の下落
(平成18年度15億4089万円)でほぼ半減
・10億円以上は19コース(前年度17コース)
大和不動CC(佐賀)、民事再生によりユニマットグループが取得(25億2000万円)で最高額
富士クラシック(山梨)など6コース、(株)アーパンクラシックの株式売買代金(推定数十億円)
・最低額は、 アザレアCC(茨城)、株式売買で推定2000万円
上里ゴルフ場(埼玉)、無償譲渡、自治体間(埼玉県と上里町)の譲渡(売買価格から除外)
という結果で、平成19年から下落に転じており、投資目的のゴルフ場買収がサププライムローン問題やリーマンショック等で逆に売却に転じるケースが多くなり、企業や個人もゴルフ場ヘの投資や経営に対し意欲を失ってきたことで、価格下落に拍車をかけた模様。
また、外資系大手のPGMやアコーディアも買収に関しては模様眺めになってきているため、当面は価格上昇が見込めないと思われる。
↓↓↓参照資料
平成20年、経営交代したゴルフ場一覧
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