平成13年12月に民事再生法を申請、翌年10月に再生計画案が可決し、IT企業の子会社にゴルフ場事業を譲渡する予定だった「鈴鹿の森カントリークラブ」(18H、三重県鈴鹿市西庄内町1882、TEL:0593-71-1771)が、実際には譲渡されず、アコーディア・ゴルフグループ入りすることが判明した。
同CCを経営する鈴鹿の森観光開発(株)(鈴鹿市西庄内町2222、永瀬勝也代表取締役、資本金8000万円)の会社分割で新設される(株)アコーディアAH26(東京都渋谷区)が、ゴルフ場事業を承継し、(株)アコーディア・ゴルフ(TEL:03-6688-1500)が新設会社の株式を取得し株主になるというもの。
5月20日付けの官報で、鈴鹿の森観光開発が会社分割を公告したため、今回の経営交代が判明した訳だが、アコーディア・ゴルフの方では現在、公表を控えている模様。官報によると、鈴鹿の森観光開発の19年3月期の株主資本はマイナス3億2144万円余で、債務超過状態であることも分かった。 尚、鈴鹿の森CCの会員(会員権1口を預託金額に応じて4〜10口に分割で会員数は不明、無額面のプレー会員権で譲渡可)に関しては、「ゴルフ場事業に関する権利・義務を承継」と公告にあることから、会員のプレー権も継承される模様。
同CCは今年2月頃から営業を停止していたようで、停止前はコースも荒れ最悪な状態だったが、アコーディアがコース管理に協力し整備した結果、現在はプレーに支障がない状態まで回復しているという。
アコーディアが同CCを正式に取得するのは、今年夏ないしは秋頃の予定。
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