アランチャールズゴルフ&リゾート函館、韓国系企業に経営交代

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アランチャールズG&R函館(北海道)・韓国系の北星ゴルフグループに経営交代

平成20年4月20日

 北海道のアランチャールズゴルフ&リゾート函館(18H、函館市鉄山町45、TEL:0138-58-1111)の経営会社・アラン・チヤールズマージェリソンゴルフアンドリゾート(株)は、株式を韓国系の北星ゴルフグループ(ソウル)に売却し経営交代したことが判明した。

 同社の代表に亀川東祐氏(代表者は変更登記中)が就任し、4月下旬に今季の営業を開始する模様。株式の売買による経営交代のため、会員(366名)のプレー権に関する変更はないというが、名義書換は2月1日から停止する模様。

 同ゴルフ場(函館空港から車で約15分)は、ソウルから週3便が就航している関係で韓国からの客が多く、昨年は1200〜1300人が来場。また、ホテル・温泉も利用でき別棟でプールもあり、アクセスが良く宿泊施設付きのゴルフ場は韓国系企業にとっても韓国人ゴルファーにとっても魅力があるようだ。

 ちなみに、リゾート施設付ゴルフ会員権を韓国で販売するケースは徐々に現れつつあり、ペニンシュラオーナーズGCと西海橋コラソンホテル(長崎)を先駆けに、リゾートビラ富津(仮称、18ホール計画、千葉県富津市)でも韓国系企業の支援のもと、宿泊施設も併設しリゾート会員権として韓国で販売する計画という。

 恐らく、北星ゴルフグループもアラン・チヤールズG&R函館のリゾート会員権を韓国で販売するものと思われるが、現段階での詳細は不明である。


     ↓↓↓ 平成21年3月16日追加

 アランチャールズゴルフ&リゾート函館は20年のシーズンオフで閉鎖状態


     ↓↓↓ 平成29年1月30日追加

 閉鎖中のアランチャールズG&R函館・競売広告

 既報通り、平成20年12月のシーズンオフから閉鎖した「アランチャールズゴルフ&リゾート函館」(北海道函館市鉄山町45、ゴルフ場は荒廃し雑草だらけ)のゴルフ場用地が函館地裁で下記の通り競売公告されていることが判明した。

 掲載URL=http://981.jp/r516700.html (表示方法


 ・事件番号 平成26年(ケ)第61号  ・閲覧開始日 2017/1/20
 ・管轄裁判所 函館地方裁判所 本庁  ・公告日 2017/1/20
 ・買受方法 期間入札 (1回目)  ・入札期間 2017/2/7 〜 2017/2/16
 ・開札期日 2017/2/16  ・売却決定期日 2017/2/23

 ・売却基準価額 54,643,000円
 ・買受可能価額 43,714,400円
 ・買受申出保証額 10,928,600円


 *その他、詳細は上記掲載元URLをご覧下さい。

 同ゴルフ場のこれまでの経緯は

  → 旧・函館アサヒCC(昭和56年閉鎖)

  → 平成3年9月、北海道函館観光(株)が買収し「ともえCC」に名称変更

  → 平成5年9月、大和都市管財(株)が買収し「ナイス函館CC」に名称変更

  → 大和都市管財の破たん

    *大和都市管財(株)破綻・旧系列アラン・チャールズG&R岡山(関連情報)

  → ゴルフ場会社のナイス函館カントリークラブ(株)は民事再生法(後に廃止)

  → 平成14年9月、英国系投資会社等に1億5000万円で譲渡、「アランチャールズG&R函館」

  → 平成20年、英国投資会社の撤退し韓国系の傘下で営業

  → 平成20年12月、ゴルフ場を閉鎖

 アランチャールズG&R函館 → 地図(グーグルマップより)


 <参照資料>

 全国の閉鎖ゴルフ場(完全・一時・一部)一覧、都道府県別に掲載


     ↓↓↓ 平成29年3月13日追加

 アランチャールズG&R函館、7億8888万円で競落

 函館地裁で競売公告された「旧・アランチャールズゴルフ&リゾート函館」の土地・建物等を、競売を申立てた(株)POINT(梅野泰紀代表取締役、東京都港区元赤坂1-7-13元赤坂大野ビル2階、TEL:03-5410-0077)が落札(自己競落で落札は1法人のみ)したことが判明した。

 落札額は、売却基準価額は5464万3000円に対して14倍強に当たる「7億8888万円」。同用地は抵当権付き債権を平成25年1月に(株)POINT他が取得、平成27年8月に同ゴルフ場他の用地等の競売開始決定が出ていたもの。

 (株)POINTは、(株)TIC(同住所、同代表)のグループ会社。同社HPには「自然エネルギーの設計、開発、発電、電気の供給および販売、それに関するコンサルティング業務」とあり、跡地利用は自然エネルギー事業が有力(詳細は不明)。

 株式会社 TIC URL=http://tic.daa.jp/tic/page-22/

 また、一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6065号によると、同社は「地元の雇用創出につながるよう市と協議して観光事業を手掛けたい。観光施設としてゴルフ場を再び整備する可能性もある」と、話しているという。


     ↓↓↓ 平成29年5月30日追加

 閉鎖のアランチャールズG&R函館の跡地にホテルと庭園の計画

 同ゴルフ場内にある3棟の建物を所有者から借り受け、その内の5階建てクラブハウス兼ホテルと3階建てのホテルを全面リニューアルし、「チェルシーフラワーホテル函館」(全61室)として工事を進めており、今年秋にも新規開業する予定のようだ。

 一方、庭園開発は英国の「チェルシー・フラワーショー」でゴールドメダル賞など数々の賞宣受賞している庭園デザイナーの石原和幸氏(石原和幸デザイン研究所の代表)が用地の33ヘクタールを活用した庭園を造る計画(函館市と調整中)という。

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