サニーフィールドGC(18ホール、茨城県常陸大宮市野ロ1743)の資産保有、会員権発行会社で民事再生手続中の(株)サニーフィールドゴルフ倶楽部(以下サニーF、東京都港区、申請代理人=野中信敬弁護士他、TEL03‐3288-5228)は、既報通り森インベストグループをスポンサーとした再生計画案を会員を含む債権者にこのほど配布した。
サニーFGCは、運営会社の(株)エス・エフ・ジー(本社=コース、以下SFG)と共に5月14日に東京地載ヘ民事再生法の適用を申請している。
再生計画案では、再生計画認可決定後にサニーFを会社分割して新たに設立された(株)サニーフィールドゴルフ倶楽部がゴルフ場資産と事業を引き継ぐ。
その新会社の株式をオークビレッヂGC(千葉)等3コースを経営する森インベスト(森健社長、東京都港区)が取得する内容となっている。
計画案では運営のSFGにも触れ、森インベストグループのゴルフ場運営会杜である(株)エム・アイ・ゴルフが、SFGの従業員を継続雇用(退職金を含む労働債権も承継)するとしている。
会員に関する再生条件は、退会会員に対しては預託金の98.92%をカブトした1.08%を再生計画認可決定確定の日から1年以内に弁済。継綻会員に対しては、カット後の1.08%を新預託金(確定の日から1年間据置き)にするとしている。
この他に、計画案では森インベストによる今後の運営方針にも触れており、それによるとJ・ニクラウス設計の同ゴルフ場を県内屈指の名コースとして再生し、会員の意見も聞きながらコース、カー卜路、ハウス等の改修や補修など積極的な投資を行い、名変料も引き下げるとしている。
ちなみに、サニーFの再生債権者総数は4685名で、再生債権総額は実に890億979万円余と巨額。債権の大部分を占めるのは、サニーFのグループ会社がゴルフ場開発等で借り入れた資金の保証債務で、監督委員の意見書によると約707億円。
この他に会員4679名の預託金債権が169億8456万円余などとなっている。なお、債権者集会は11月14日に開かれる。
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