民事再生手続中の「下田城カントリー倶楽部」の経営会社・(株)下田城カントリー倶楽部の申請代理人である田邊勝己弁護士(TEL:03-3511-8550)は、営業譲渡型の再生計画案((株)スルガコーポレーションをスポンサーとする)を会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
・民事再生に至った経緯について、
経営合理化や会員への情報開示等で預託金償還問題の解決を図ってきたが、新潟中越地震の
被害などもあり、償還問題が解決できずプレパッケージ型の再生法申請になったと説明。
・営業譲渡先は既報通り、
東証二部上場で、不動産売買や不動産投資などを事業としている(株)スルガコーポレーションの
100%子会社・ニュー下田城ゴルフクラブ(株)で、7月17日に営業譲渡済み。
スルガコーポの関連会社は、長崎県の平戸GC(長崎県)を平成18年10月に買収している。
・会員への弁済条件は、
退会会員は(預託金額の) 5千円までは全額、5千円超〜300万円以下0・25%、300万円超〜500万円以下0・2%
500万円超0・0001%を認可決定確定の日から5ヶ月以内に一括弁済。
継続会員は、 退会会員と同様の弁済額が新預託金(ニュー下田城GC(株)が無償で新証券を発行)。
(株)下田城カントリー倶楽部は弁済を終了した後に、精算手続に入る。再生債権者数は4754名、再生債権総額は98億3860万円余で、計画案の賛否を問う債権者集会は9月18日に開かれる。
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