城里ゴルフ倶楽部(18H、茨城県東茨城郡城里町)やカワカミバレーCC(同、長野県)の経営の他、飲食・リサイクル店、事業再生業なと多角的に展開している(株)ノザワワールド(野澤敏伸社長、茨城県ひたちなか市)は、城里GCの駐車場に隣接して建設していた「ホテルキャッスルビレッジ」(TEL0296-88-3666)が完成し、5月21日に同GCクラブハウスでオーブンセレモニーを行った。
ホテルは平屋建てで、芝生が植えられたイベント広場の中庭を囲むように四方に客室が配置されている。洋室ツイン31室、洋室・和室(各4名)各1室の他、会員専用ラウンジ、テラスも付いたレストランがある。
設計はムーブ建築設計事務所、施工は水戸市の吉田工務店が担当した。
野澤社長は「城里GCの経営を手掛けて3年半。ホテルで集客性を高められると考えていた。打ち合わせには時間がかかったが、構想通り仕上がった」と挨拶し、同社が応援している社会福祉法人山びこの里福祉会かしの木の訓練と就労の場を作る場とも考え、ホテルは段差をなくし作業がしやすいようにしたという。
同社は常陸太田市の練習場に続いて、茨城県内でもう1カ所練習場を買収したい意向で、これら施設でも作業を行ってもらうという。
同ホテルの建設費は釣2億5千万円。実質工期5カ月で完成、家具等は中国で調達するなどでコストを押えた。
同社では稼働率2割でホテルの収支を合わせる考えだが、車で13分にツインリンクもてぎがあり、ゴルフ以外の利用客も見込めると判断したという。
セレモニーには会員や理事、地元関係者など約150名が参加。理事でもある福留功男アナウンサーの司会で、物まねショーや巨人軍関係者のサインなどのチャリティオークションが行われた。オークションで集まりた約20万円は県の担当課を通じて同かしの木に寄付きれた。
また同社ではホテル完成を記念して、5月から「ホテル&ゴルフ」(HG)の正会員を165万円で200口の募集を開始した。内訳は城里GCの入会金が63万円、ホテル入会金が42万円で、預託金60万円(据置期間なし)。年会費は3・78万円(内ゴルフは2・52万円)。
HG会員になると、平日・日・祝日が1泊2食付きで5800円(ゲストは1万1800円)、素泊まり2800円(8800円)、土・祝前日が同様に6800円(1万3800円)、3800円(1万800円)で、HG会員同伴者と城里GC会員はゲストから2干円割引。1泊2食付きの夕食は常陸牛コース(5干円コース)でお得という。
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