東証一部上場の(株)アーバンコーポレイション(房園博行社長、本社=広島市、東京オフィス=東京都港区赤坂8-4-14、TEL03-5771-2131)は、パブリックの壮快美健館富士1ばんゴルフ(18H、山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2-2、TEL05555-89-3300)を傘下に収めていたことが、このほど分かった(平成18年5月下旬)。
同社100%子会社の(株)アーバンクラシック(住所=東京オフィスと同)が、同ゴルフ場の施設の他にホテル等を所有する(株)タカギリゾートから買収し、平成18年4月16日から新体制で営業している(同ゴルフ場の冬季クローズ明けの営業再開は3月中旬)。
ゴルフ場名は現在のところ変更していないが、運営形態を含め見直しを行い、同ゴルフ場の特徴を生かした経営を行う方針のようだ。
今回買収した「富士1ばん」は、平成7年10月に会員制の「富士中央GC」として開場した。新潟中央銀行が当時の実質的な親会社だったが、平成11年10月に同行が破綻して後ろ盾を失い、加えて同年末には同行から競売申請された。
3回目の競売で、同ゴルフ場を買収する目的で設立された(株)タカギリゾートが、同ゴルフ場とテーマパークのガリバー王国(閉鎖)、本栖高原ホテルを含め「14億856万8000円」で落札。14年11月28日にタカギリゾートの所有となり、翌15年4月22日から現ゴルフ場名でパブリック営業を行っていた。
ちなみにアーバンコーポレイションは、昨年9月に特別精算の協定案が成立した旧・成井農林(株)から、白河国際CC(36H、福島県)など6コースの営業譲渡を受けて運営を行っていた(株)クラシックの株式を、同年11月に取得してゴルフ場業界に初参入。
今年に入って、会社更生手続き中の阪奈CC(18H、大阪)と民事再生手続き中の北海道GC苫小牧コース(36H、北海道)のスポンサー候補となるなど、積極的な事業展開を行っている。
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