栃木県の「ゴルフ倶楽部ゴールデンウッド」(18ホール、栃木県大田原市北野上3604-2、TEL0287-54-2000)と黒磯カントリー倶楽部(18ホール、栃木県大田原市河原2008、TEL0287-59-0211)の2コースを、今年4月に設立された会社が買収したことが明らかになった。
2コースを買収したのは(株)GREENTRUST(東京都港区西新橋3-4-2、高橋正明代表取締役、資本金1000万円)で、同社は都内の総合デベロッパーがゴルフ場経営等を目的に設立した。
GCゴールデンウッドは、同GCを経営する(株)ゴールデンウッド(住所=コースと同)の株式を今年5月末に、日本健康産業(株)(栃木県那須塩原市)から買収して傘下に収めた。M&Aということもあり287名在籍する会員(全て正会員)の権利・義務等の変更もない。
ちなみに同GCを巡っては、昨年7月に(株)石山商店を経営し同GCの理事長を務める石山和幸氏がPGグループから株式を買収し、同年11月にはその株式を日本健康産業が買収、そして今回はGREENTRUSTが買収と、1年弱の間に株主が3回代わっている。
今回は、本格的に経営・運営に取り組む考えで、高橋代表は「集客と収益確保を目指す。特にレディス、ファミリーを対象に“安く気軽に”、“楽しく”、“おいしく”(レストランは委託から直営に)を売り込んでいる」と語っている。
黒磯CCは、破産した同CC経営会社・富国開発(株)の近藤登管財人からコース用地及びクラブハウス等の不動産を推定約2億円で買収し、今年8月上旬に不動産登記を終了した。今後は営業権の継承などの微調整はあるものの、事実上GREENTRUSTの傘下となった。
同CCは、今年3月から営業を停止(関連ニュース)していることもあり、約1億5千万円をかけてコースの全面整備、カート路の舗装、ハウス、ホテル、駐車場、練習場の改築や改装などのリニューアル工事を行っている。10月上旬までに工事を完了し、10月中旬のリニューアルオープンを予定している。
旧・黒磯CC時代に在籍していた約2400名の会員の処遇については検討中だが、希望する会員については無額面で譲渡可のプレー会員権を発行する予定。
このため、オープン後に旧会員を対象に視察会を開き、プレー権の継続を希望するか否かを答えてもらう予定としている。
なお、塩原CC(27ホール、栃木県)の代表も務めているGREENTRUSTの高橋代表は、「塩原CCは今回のゴルフ場取得には関係していない。ただし、(株)フライスが取得した新白河GCは、今回取得した2コースの系列ゴルフ場となる」と説明している。
↓↓↓
平成20年7月、GCゴールデンウッドを経営する(株)ゴールデンウッドの株式を売却
売却先は韓国ソウルに本店のある中堅デベロッパーの清光(チョンガン)清光は昨年12月に会津河東CC(現・ナリ会津CC、27H、福島県)を買収しており、国内2コース目となる。
GCゴールデンウッド URL=http://www.goldenwood.jp/
|