大証ヘラクレス上場の(株)トーシン(名古屋市中区栄3-4-21、TEL052-262-1122、石田信文社長、資本金5億9551万円)は、富加カントリー倶楽部のスポンサーに内定していることが分かった。平成18年5月12日に開かれた会員説明会で明らかになったもの。
既報通り、同CCを経営する富加開発(株)は5月2日、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請(申請代理人=矢島潤一郎弁護士、専用電話TEL052-953-6865)している。再建方法についてはスポンサー型としていた。
具体的には、トーシンの100%子会社・トーシンリゾート(株)(住所は(株)トーシンと同、石田代表取締役、資本金1000万円)がスポンサーとなる。減増資により富加開発を引き受けるか、或いは営業譲渡を受けて経営を一新するか未定としているが、営業譲渡型によって再建する方向にあるようだ。
同ゴルフ場の昨年10月期の年間売上高は、約3置く4400万円と低迷し、来場者の8割は地元中心の会員。トーシン側によると「乗用カートを導入し会員はもとより、ビジターのリピーターを確保して売上げアップにつなげたい」としている。
また、同ゴルフ場はクレジットカードが利用できない(デビットカードは利用可)ことから、これを改めたいという。会員(約2000名)のプレー権については保障する方向だが、その形態は検討中としてる。
ちなみに、トーシンは富加開発が再生法を申請する前から、同ゴルフ場のコンサルティングを引き受けていた。トーシンのグループは、既報通り営業譲渡で太郎門CC(現・TOKYO North Hills GC、18H、栃木県)を取得、富加CCが決まればグループ2コース目となる。
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