2年ほど前、あいがわカンツリー倶楽部の経営会社:安威川ゴルフ(株)は、
@ 宗教法人大門寺から賃借しているゴルフ場用地の一部を返還要請
A 安威川ダム工事による地域住民の代替住宅が建築され、ボールの飛び出しが問題化
B ダム建設関連工事の道路付替工事により、管理事務棟など収容
等からコースのイメージがダウンするため、9ホールを閉鎖して宅地化。その上で、クラブの移転計画を公表していた。
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「あいがわカンツリー倶楽部」(昭和41年開場、18H、大阪府茨木市桑原1075、TEL:072-643-0043、経営=安威川ゴルフ(株)、島津禮次社長)が、「るり渓ゴルフクラブ」(27H、京都府南丹市園部町大河内深田1、TEL0771-65-0221、経営=るり渓開発(株)、大西八洲雄代表取締役)を買収することが判明した。
るり渓GCは、阪急電鉄(株)のゴルフ場で、同電鉄は脱ゴルフ場事業を進めており、既に今年9月末に「真庭カンツリークラブ」(岡山県真庭市杉山684、TEL:0867-42-2155)を売却しており、その当時から、るり渓GCも売却すると噂されていたという。11月17日に、るり渓開発の全株式を安威川ゴルフ(株)が正式に取得する模様。
今後、両クラブは再編して1クラブとなり、るり渓GCの会員(退会・継続)の預託金は全額返還され、継続希望の会員はその一部をるり渓GC(約900名、預託金は平均約300万円)に(来年1月末まで)再預託し、プレー権を確保できるという。
新預託金は、正会員210・5万円(入会金10・5万円、預託金200万円、5年据置)、平日会員105万円(5万円、100万円)となり、他に終身会員(一代限り)へ移行する選択肢もある。
あいがわCC会員(約1400名、預託金は30、40万円が中心)の移籍料(預託金等)は、るり渓GCと同じになる。
但し、移籍手続きは転用許可が確定(来年を予定)し、閉鎖した時点に行うとしている(閉鎖後は、イン9ホールでパブリック営業を予定)。
アウトの用地は阪急電鉄に売却することで合意を得ており、この売却代金を預託金の返還資金やるり渓GCの買収資金に充てる計画という。
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